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世界遺産とは何か?


 来年あたりに世界遺産検定マイスター級にチャレンジしてみたいと思っています。

 仕事に役立ちそうとか、自分の成長のためとかそんなことのためばっかりのために勉強することに嫌気がさしたので、純粋に楽しそうな勉強をしたくなったっていうのが動機です。

 あとは、生成AIを用いた、今後主流になる(と予想されている)学習を早めに体験してみたいと思ったのも隠れた動機です。

 教員をしながら、勉強するにはなかなかハードな内容ですが、まずは続けられることを第一に学習計画を組みました。

曜日,活動内容,段階
土曜日,各地域ごとの世界遺産を学び、課題のある遺産をピックアップする(1級相当の知識の再獲得),第1段階
日曜日,各地域ごとの世界遺産を学び、課題のある遺産をピックアップする(1級相当の知識の再獲得),第1段階
水曜日,単語アプリを使って世界遺産の基礎知識をクイズ形式で学習(マイスター級 問1・問2の対策),第1段階
金曜日,世界遺産に関するニュースを確認(マイスター級 問3の素地づくり),第1段階

学習計画

 そして、昨日の水曜日、世界遺産の基礎知識を勉強しました。自分だけの勉強で終わっても良かったのですが、僕の記事を読む人の中にも「世界遺産ってなに?」「なんのためにあるの?」「どんな仕組みで決まるの?」って思ってる方もいらっしゃるかもな〜と思ったので、僕のアウトプットも兼ねて、「世界遺産とは何か」というテーマで記事を書いてみることにしました。

 まだ勉強し始めてわずかなので、間違っているところもあると思います。また、自分の解釈や思いもふんだんに入れていくつもりなので、「ん?」って思うところもあると思います。そういうところはどんどん指摘していただけたら幸いです!!

 それではよろしくお願いします!!

  






どうして(制度上の)世界遺産が作られたのか

 
 そのために、まずは世界の遺産が失われることによって人類に与えられる損害について考えてみよう。

 世界の多様性を体現する世界の様々な遺産が失われることは即ち、世界から多様性の記録・記憶が失われることである。多様性が失われれば、人類の文化的、精神的面は豊かさが減じていくことは必須である。

 文化的・精神的豊かさが減じることによって、文化は単一化・合理化・絶対化される。そうなれば、かつて人類が繰り返してきたように、異文化に対する不寛容を原因とした差別や争いが起こることを引き起こしかねない。

 よって、遺産を守り、周知していくことは世界の多様性を擁護し、人々がお互いを尊重し合う平和な世界を築くことにつながるという意味で極めて重要であると考える。

 
 では、今の社会状況は先述したような意義のある遺産を守っていく上で盤石な体制を築けていると言えるだろうか?結論から言うと、築けていないと考える。

 現代社会は、社会的な要因(紛争)や経済的要因(開発)により、自然による劣化以上のスピードで遺産が破壊される懸念がある。そういった脅威に日々さらされている。

 また、国家や地域によっては遺産を保存するための資金や技術が不足している場合もあり、十分な保護ができない遺産も存在する。

 よって、現代の社会状況は遺産を守っていく上で盤石な体制を築けているとは言えない。

 故に、(制度上の)世界遺産を作り、「人類共通の宝物」として保護していこうと試みたわけである。


 めっちゃ感覚的な話をしたら、例えば僕が空爆をする場所を決める指揮官だったとして、対戦国はカンボジアだとします。

 でも、僕はアンコールワットに訪れたことがあり、その価値を実感しています。だから、「カンボジアは優れた文化がある・・・。空爆はできない・・・」となるわけです。

 アンコールワットという世界遺産を、人類共通の宝として保護してきてくれたから、僕は空爆の中止に踏み切れたわけです。この例は世遺産を世界遺産として守っていく意義の一面を示しているのではないでしょうか。


どんな遺産が世界遺産になるのか?


 顕著な普遍的価値を有する「文化遺産」と「自然遺産」である。

 顕著な普遍的価値をもつ文化遺産とは、人類の歴史が生み出した記念物や建造物群、遺跡などのことである。具体的にはⅰ「人類の創造的資質や人間の才能を示す遺産」Ⅱ「文化の価値観の交流を示す遺産」Ⅲ「文化的伝統や文明の存在に関する証拠を示す遺産」Ⅳ「建築様式や建築技術、科学技術の発展段階を示す遺産」ⅴ「伝統的集落や土地・海上利用。人類と環境との交流を示す遺産」ⅵ「思想、信仰、芸術、文学的所産との関連を示す遺産」などの基準のいずれか、もしくは複数を満たすものである。

 顕著な普遍的な価値をもつ自然遺産とは、地球の生成や動植物の進化を示す、地形や景観、生態系などのことである。具体的にはⅶ「優れた自然美を示すもの」Ⅷ「地球の歴史の主要な段階を示すもの」Ⅸ「現在進行中の生態学的・生物学的過程を示すもの」Ⅹ「生物多様性の保全のために重要なもの」などの基準のいずれか、もしくは複数を満たすものである。

 


誰がどうやって世界遺産を決めるのか?


 2024/08/29現在で、世界遺産は1123件存在する。これらの世界遺産は誰が、どうやって決めたのだろうか?

 そのためにはまず世界遺産委員会という組織の存在を知る必要がある。世界遺産委員会とは、1972年に批准された「世界遺産条約」を締結した国の中から選ばれる、21カ国の代表と各専門機関から派遣された人々らが集まった委員会である(任期は6年 でも、「4年で自発的に退こう」「連投はやめよう」みたいな暗黙の了解がある)。

 この世界遺産委員会が最終的には世界遺産を決定する。では世界遺産登録に至るまでにどのような過程を踏むのだろうか?実はこれが非常に長く複雑な道のりなのである。最低4年もの時間をかけて、世界遺産登録に至ることができる。

 以下の図に沿って、その過程を説明していきたい(自信はない笑)

全てがわかる 世界遺産1500 上

 この図にはないが(図に沿って説明するって言ったばっかじゃん!)、まず締結国が暫定リストなるものを作る必要がある。暫定リストとは顕著な普遍的価値をもつ可能性のある遺産を締結国がリストにしたものである。「うちの国の○○を世界遺産に登録したい!」と思ったらまずはこの暫定リストに入れておかなくてはいけない(なお年間35件が上限)。

 ちなみに、この段階で自分の国だけじゃ不安・・・と思ったら、アップストリームプロセスを用いて、諮問機関や世界遺産センターに助言をもらいながら、世界遺産登録までサポートしてもらうことができる。ありがたい制度だなと思う。

 自国で暫定リストが作成できたら、ここから2段階の承認プロセスを得ることになる。

 第一段階が図にもある、プレリミナリー・アセスメント(事前評価)である。この段階の目的は、推薦書の提出する遺産の登録可能性を高めること、また、登録可能性が低い遺産の推薦準備に労力を割くことを防ぐことである。

 プレリミナリー・アセスメントでは、自国はまず暫定リストの中から事前評価申請書を事務局に提出する。そして事務局は内容が完全であることを確認し諮問機関に評価を依頼する。申請書が事前評価報告書に名前を変え、事務局に戻ってきて、それを自国に渡す。これで第一段階であるプレリミナリー・アセスメントは完了である。評価が出るまで1年かかるので、この時点で1年が経過する。

 第二段階に進むには、そこから1年待たなくてはいけない。待っている間に、自国は事前評価報告書をもとに2段階目に向けて推薦書を作成する。その作成の草案を事務局に提出し、コメントを求めることもできる。とにかく、推薦書をできるだけ完全な状態にして、2月1日に事務局宛で提出する。ここまでで約2年である。

 この推薦書はすぐに世界遺産委員会で審議・・・というわけにはいかない。まずは諮問機関による専門調査・評価が行われる。この際、専門家達が実際に現地に訪れたりもする。調査・評価によって得られた、問題点や補足情報の追加要求を中間報告書にまとめ、事務局を通じて次年の1月31日に自国に突き返す。この調査に1年かかっているので、3年経過である。自国はそれらに応え、同年の2月28日までに再度推薦書の修正版を事務局に提出する。

 その後、事務局は推薦書の本格的な評価作業に入る。世界遺産委員会で行われる世界遺産登録の決議(本番)と同じように、「登録」「情報照会(再提出)」「登録延期(再提出 現地調査も含む」「不登録(再選は無理)」の評価が下される。これに誤解があった場合、自国はその誤解を解くための書簡を諮問機関に送ることができる。

 そうしてやっと、世界遺産員会の開催である。ここでは、事務協で行われた評価をもとに審議し「登録」「情報照会(再提出)」「登録延期(再提出 現地調査も含む」「不登録(再選は無理)」の結果が下される。もし意見がまとまらないときは、投票による多数決となり、委員国による2/3以上の同意で可決される。

 ここまでかかった期間は、先述の通り4年である・・・。

 

 

チャットG P Tによる評価とそれを踏まえての振り返り

全体として、あなたの文章は世界遺産に関する基本的な知識を非常によくまとめており、特に学習計画や学習の動機についても明確に説明されています。ただし、いくつかのポイントについて追加の説明や修正があるとより正確になると思います。

修正や追加が必要なポイント

1. 世界遺産の意義についての記述:
• 修正提案: 「文化は単一化・合理化・絶対化される」という表現はやや強い印象を与えます。正確には、文化が失われると、世界の文化的多様性が減少し、人類が持つ多様な価値観や創造力が損なわれるリスクがあるという意味で、よりバランスの取れた表現が良いかもしれません。
2. 世界遺産の登録基準について:
• 追加提案: あなたが説明した文化遺産と自然遺産の基準(ⅰ〜Ⅹ)は正しいです。ただし、世界遺産は「複合遺産」として、文化遺産と自然遺産の両方の基準を満たす場合もあります。この点も加えておくと、より包括的な説明になります。
3. 世界遺産の決定プロセス:
• 修正提案: 「締結国が暫定リストを作成する」という部分は正しいですが、この暫定リストは実際には各国がその国の中で世界遺産にふさわしいと考える候補をまとめたものです。また、「年間35件が上限」というのは、毎年の世界遺産登録数の上限であり、各国が暫定リストに登録できる遺産の数ではありません。この点を明確にするため、文言を調整すると良いでしょう。
4. 具体的な例としてのアンコールワット:
• 修正提案: アンコールワットの例は非常に分かりやすく、世界遺産が持つ意義を伝えるのに適しています。ただし、「空爆をする場所を決める指揮官」という例えは極端であり、少しデリケートな問題を含む可能性があります。もしこの部分が読者に誤解を与えることを避けたい場合、もう少し一般的な例を使っても良いかもしれません。

全体の評価

あなたの文章は、学習者としての視点や学びの動機が非常に明確で、他の人にとっても参考になる内容です。いくつかのポイントを修正または補足することで、さらに説得力のある内容になるでしょう。学びを続けながら、文章を磨いていくことは非常に良いアプローチだと思います。

 改善点

1極端な表現
 世界遺産検定のマイスター級が論述を含む試験である以上、バランス感覚の取れた表現というのは必須ですね!気をつけていきます。

2知識の不十分さ
 ・世界遺産の定義 (複合遺産が抜けている)
 ・暫定リスト (・自国が暫定リストに登録できる上限が35件なのではなく、年間で世界遺産に登録される遺産の数の上限が35件)

これらを改善して、今後も学びを深めていきます!!

 


 

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