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「全ての子どもを人生の主人公に」
あけましておめでとうございます🎉
2025年になりました。早いもので、教員4年目の年になります。
そんな僕は教員になって「全ての子どもを人生の主人公に」をミッションに掲げて進んできました。
しかし、この理想はあまりに高く、理想と現実のギャップに日々打ちのめされています。(まあそれが頑張るエネルギーになっているんですけどね)。
そこで、改めてこのミッションについて整理することを通し、短期的な目標設定をすることで2025年も頑張れるようにしたいと思います!
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それではよろしくお願いします!
どうしてこんなミッションを立てたのか
根本にあるのは自分の人生を成功させたいと言う思いです。成功とは、社会的成功を意味しません。死ぬ時に、 「自分はやり切った。良い人生だった。」と思えることを人生の成功だと捉えています。
じゃあ、自分が人生を成功させるために必要なことは何か。それが、自分らしく他者貢献をすることです。
よって、僕が僕らしく、かつ他者貢献をするために、自分の才能を基に大元となるミッションを立てました。
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そのミッションが、「周りを明るく(主体的に)すること」です。
自分が教員としてのミッションを「全ての子どもを人生の主人公に」に掲げたのは、この大元のミッションがあるからです。
このミッションを掲げた大きな理由はもう一つあります。それは、社会の状況を鑑みてのことです。
学習指導要領総則の、「⑴改訂の経緯」に以下のような記述があります。
今の子供たちやこれから誕生する子供たちが,成人して社会で活躍する頃に
は,我が国は厳しい挑戦の時代を迎えていると予想される。生産年齢人口の減
少,グローバル化の進展や絶え間ない技術革新等により,社会構造や雇用環境は
大きく,また急速に変化しており,予測が困難な時代となっている。また,急激
な少子高齢化が進む中で成熟社会を迎えた我が国にあっては,一人一人が持続可
能な社会の担い手として,その多様性を原動力とし,質的な豊かさを伴った個人
と社会の成長につながる新たな価値を生み出していくことが期待される。
こうした変化の一つとして,人工知能(AI)の飛躍的な進化を挙げることが
できる。人工知能が自ら知識を概念的に理解し,思考し始めているとも言われ,
雇用の在り方や学校において獲得する知識の意味にも大きな変化をもたらすので
はないかとの予測も示されている。このことは同時に,人工知能がどれだけ進化
し思考できるようになったとしても,その思考の目的を与えたり,目的のよさ・
正しさ・美しさを判断したりできるのは人間の最も大きな強みであるということ
の再認識につながっている。
社会の変化が早くなっていく、それによって質的な豊かさを伴った個人と社会の成長が求められる、こんな時代になっていくことが示唆されています。
なのに、自分は変化しようとせず、何か不都合なことがあると誰かの責任にする、そんな反応的な人がSNS上に溢れているのを目撃するたびに、いたたまれない気持ちになります。
こんな時代において、自分に軸がなく、変化に翻弄されるような、反応的な態度では幸福になるのは非常に厳しいと考えます。
だから僕は、これからの子供には確固たる軸を持ち、それゆえに変化に柔軟に対応でき、自分の人生をより良くしようと行動でき、かつ自分の人生に責任をもてる、つまり主体性を身につけてほしいという思いがあります。
だから僕は「全ての子どもを人生の主人公に」というミッションを掲げました。
子どもが人生の主人公になるとは?主人公になるには?
子どもが主体的に生きていけるようにすることです。自分の人生は外部の要因に翻弄される存在ではなく、自分でコントロールできることを信じ、自分の人生に責任をもって生きていくことができるようにすることです。
じゃあ、このような子どもを育てるために学校でできることは何か。それは、子ども主体の学びを提供していくことです。
具体的には学校生活の中でも授業の中でも、知的好奇心を喚起し、子供に責任をもたせ、あらゆる工夫や拘りを認め(多様な選択肢を取れるようにする)、自分の学びを振り返る(自己と向き合う)時間を確保できるような活動を教師側がデザインすることで、子供は主体性を発揮できるようになると思います。
ただし、このような学びには課題もあります。それは「学びの効率性」との兼ね合いです。子供主体の学びでは、確実に効率性が落ちる場面があります。効率性を極めたものが、受験を制すところがあるので、現制度ではどうしても「主体性」を捨てて「効率性」をとらなくてはいけないところがあります。
そこは現実との兼ね合いも見て、進めていけたらと思います。
このミッションを実現するために、自分ができることは何か
じゃあこの途方もないミッションの実現に一歩でも近づくために、僕ができることは何でしょう?
それは自分の才能をフルに使うことです。平凡な人間である僕は、自分の才能をフルに使わないことなしにこんな途方もないミッションに近づくことはできません。
よって、自分の才能を基に自分ができることを考えてみました。
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どうやら僕は「戦略的思考力」に強みがあり、「実行力」が弱みなようです。よって、僕は「戦略的思考力」やをフルに活用していきたいと思います。
具体的には、
・「収集心」によって知識を集め、 「着想」により新たな実践や仕組みを生み出す。→創造
・ 「ポジティブ」によって自分及び周りを前向きにし、「成長促進」によって自分及び組織を前進させる。
僕の仕事は「創造」と「前進」にあるようです。
先述したような授業を実現するため、この才能をフルに生かしていきます。
具体的にどうやってミッションを実現していくか
自分の生かし方は、「創造」と「前進」であることが分かりました。じゃあ、それを使って、具体的にどうやってミッションを実現していけば良いのでしょうか?
方針は大きく分けて3つ。「教師としての力量をつける」「仲間を集める」「自分を鍛える(仕事以外の部分)」です。
「教師としての力量をつける」とは主に「授業力」と「学級経営力」を高めることです。学級の中で「全ての子どもが主人公になれる」ことを目指していきます。また、創造する力を生かして、色んな実践を試していきたいと思います。
「仲間を集める」とは、自分と同じような思いをもった人と繋がることです。教員に留まらず、いろんな分野の人と関わっていきたいなって思っています。ここは「前進」の力を生かして、人を巻き込んでいけないかな〜って思っています。
「自分を鍛える(仕事以外の部分)」とは、僕自身が人格的に成長し続け、さまざまな分野に興味をもち、学び続けるということです。僕自身のスケールを大きくしていくイメージです。実はここがとても大事だと思っています。人格を鍛え、学び続けることは他の二つの柱の土台ともなる部分だからです。周りを巻き込むための前提条件であり、「創造」するための材料となる部分です。忙殺されていると忘れがちですが、意識して取り組んでいきます。
また、子供主体の授業を実現するには視野の広さが求められます。視野が広くなければ、視座が高くなければ子供のこだわりや工夫を認めてあげることができません。また、枠に囚われ「創造」の幅が狭まります。そういった意味でも、人格磨きと知識付けは必須となってくると思います。
この3本の柱はそれぞれ独立したものではなく、相互関係があるものです。仲間を集め、交流することは学級担任としての力量形成に繋がり、自分を鍛えることは学級担任としての力量形成に繋がり、自分を鍛えることは新たな仲間を生み出すことに繋がるなど、それぞれがうまく連動して大きな力が生み出すイメージです。
「教師としての力量をつける」「仲間を集める」「自分を鍛える(仕事以外の部分)」、この3本の柱を意識して進んでいきます。
2025年、僕は何を頑張るのか
「教師としての力量をつける」「仲間を集める」「自分を鍛える(仕事以外の部分)」の柱を立てました。では2025年、僕は具体的に何を頑張るのでしょうか?
「教師としての力量をつける」では、とにかく授業力を高めたいです。マジで授業が下手くそなので・・・。
視点としては「発問技術」「板書技術」「授業構成力」など、授業の基礎から鍛えていきたいです。
また、これからの授業において「環境設定能力」も非常に重要な力になってくると思います。ICT活用を中心として、子どもが自ら学びに迎えるような環境設定が少しでもできるようにしていきたいです。
そのために、・授業反省を毎日する ・先輩の授業参観(担当学年によりますが)を週1回はする ・研究授業への積極的な挑戦(2回はしたい) を行いたいと思います。
「仲間を集める」では、これまでの繋がりを大切にしつつ、新たな繋がりを求めていきたいと思います。
2024年には、noteでの繋がり、そこから一歩進んでオンラインで一生に勉強している先生、学会で出会った先生、大学の先生など、県外にもたくさんつながりができました。
今年も、いろんな人と繋がって、たくさん学べるようにしたいです!
そして、今年はそうやって繋がっている人に自分の理想を話すことにチャレンジしてみようかなって思ってます。今まで恥ずかしくて言えなかったんですよね・・・。
そのために、・研修会・サークルへの積極的な参加(15回)・note毎日投投稿をしていきたいと思います。
「自分を鍛える」では、これからも読書を通じて自分の価値観をアップデートし、人格を高めていきたいと思います。月3冊はマストで読みます。
また、「7つの習慣」の”私的成功”を強化しつつ、今年は”公的成功”にもチャレンジしていきます。
さらに、世界遺産検定マイスター級取得、そして海外旅行を通して、もっともっと世界を理解していきたいです。そして同時に自分も理解していきたいです。
自然科学分野も蔑ろにはできません。個人的に、今量子力学にめちゃくちゃ興味があって、少しずつ知識も増えてきたので、ちょっとずつ勉強できたらなって思ってます(古典物理学も理解してないのに・・・笑)。
さらにさらに、去年はフラワーアレンジメントという趣味もできました。全くお花に興味なかったのに、最近では道端に咲いているお花に興味が湧くようになりました。今年も、何かに誘われたらとにかくチャレンジしてみようと思います。
盛りだくさんの2025年になりそうです💦
年々退勤時間は早くなっていますが、年々忙しくなっています笑
現場で勤めていると、自分の掲げた理想がどれだけ高いものなのかが分かってきたからです。
どこかで燃え尽きそうで怖いですし、だんだん友達とも疎遠になってきて孤独を感じ始めました。ちょっと不安です。
でも、何か目標があって、そこに向かっていけていることは幸福なことなのかなとも思います。
不安になりながら、自分を疑いながら、でもそれでも前を向きながら、ちょっとずつでも進んでいけたらなと思っていますので、2025年もどうかよろしくお願いします☺️
皆さんにとって素敵な1年になりますように☺️