『世界最高のチーム』①最高の組織づくりのヒント
こんばんは、Yoshiです。
先日、フォローさせていただいているクリエイター記事に影響をうけ、紹介されていた本の中から興味のあるものをいくつか購入しました。
今回はそのうちの一つである、『世界最高のチーム』について記事を書かかせていただきます。
『世界最高のチーム』
ピョートル・フェリクス・グジバチ (著)
本書の概要
過去のGoogleの社内調査結果を元に、「生産性が高いチームの特性」とその実現方法を解説したのが本書。
本書で解説されている「生産性が高いチームの特性」が以下の内容だ。
生産性の高いチームの特性
①チームの「心理的安全性」が高いこと
②チームに対する「信頼性」が高いこと
③チームの「構造」が「明瞭」であること
④チームの仕事に「意味」を見出していること
⑤チームの仕事が社会に対して「影響」をもたらすと考えていること
『世界最高のチーム』
ピョートル・フェリクス・グジバチ (著) より抜粋
特に①の「心理的安全性」が大切らしく、本書中に何度も登場する重要ワードとなっている。
著者のグジバチ氏は「Googleだからそうした組織文化がつくれたのではなく、どの企業でも実践できる」と主張する。そして、実践するためのアドバイスを6章にわたって展開している。
平易な文章で書かれており、内容にも納得させられるものも多い。そのためすぐに読み終えることができた。
経営者や管理職向けなところは否めない
だが著者の主張に反して、僕自身が「それってGoogleだからできたんでしょ?」と読みながら思ってしまったのが正直なところ。
Googleには社内に模範となるチームがいくつかあったため、それを全社に展開することができたのだと思う。本書の取り組みに対して価値を感じない組織では、全く活用することができないだろう。
また、本書は経営者や管理職向けの本だと思った。本書で紹介されている素晴らしい制度や仕組みの導入は、組織内部に影響力のある立場でなければ実現できないからだ。
一般社員が実践できること
では、本書は一般社員にとって役に立たない本なのか?そんなことは決してないとも思う。
確かに、本書の指導するような組織レベルでの実践は難しいだろう。しかし、一般社員が自らの周辺環境を良くしていくために生かせそうな知見がたくさん掲載されていたのも事実だ。
そこで、本書の内容からヒントを得て、一般社員でも生産性の高い組織をづくりのために実践できそうな取り組みを考えてみた。そのうちの一例を紹介する。
本書から得られた一般社員でも実践できそうな取り組み
定期的な1 on 1 ミーティングを上司に依頼する
相手の価値観を引き出す会話を心がける
自身の言動が心理的安全性を下げていないかを意識する
働きやすい組織を見極める評価指標をもつ
このうちのいくつは、既に僕自身ができる範囲で実践している。Google社員でなくても、経営幹部でなくても誰でも試すことができるものだと思う。
これらの取り組みについて、それぞれ一つの記事を立ち上げて取り上げて紹介していくことにする。その過程において、自分自身の実践の振り返りも行いたいと考えている。
おすすめnote記事紹介
本書を購入するきっかけとなった記事を紹介します。
中嶋豪(Nakajima Go)さんの記事では、製造業やマネジメントについての書籍が物語という形式で紹介されています。
僕は製造業関連のアカウントということでフォローさせていただいているのですが、製造業に携わる方はもちろん、他業界の方でも役立つ情報がたくさん取り上げられています。僕もいつも勉強させていただいています。
余談
心理的安全性の高い組織の逆を考えてみたのですが、真っ先に銀行舞台の某ドラマが脳裏をよぎりました。倍返しとか言ってる場合じゃないっすよ、〇沢さん。