翻訳とお金と損益分岐点【ゲーム制作日記】
こんにちはtozicaです。
今日は火曜日!
カナデエスケイプ
昨日は「カナデエスケイプ」の制作を進めました。
この前の日記でも書いた壁の穴イベントの制作作業をやってる。
壁穴シーンのうち、えっちシーン以外はだいたい出来たかも。
今日はえっちシーン作って、それで完成までいけそうかな。
あと、そろそろ翻訳を外注しなきゃなーって思って、その準備も進めました。
ゲーム内で使ってる元の言語データから、重複テキストとかを除外した翻訳用データに変換するスクリプトとかを作ってた。
こういう感じのスクリプト、わたしの場合は大抵Pythonで書いてるんですけど、やっぱり便利だなぁって思いますね。
それでまぁ、作ったスクリプトの動作確認がてら、今の言語データで翻訳データを作ってみたわけなんですけど、本作のテキスト、重複分を除外してももう5万文字超えてました。
日本語から他言語への翻訳って、業者さんに頼むと1文字あたり10円とかそんな感じなので、5万文字ってなると50万円くらいかかっちゃうんですよね。
もちろん個人の翻訳者さんとかだともうちょっとリーズナブルにはなるんでしょうけど。
ひーん、恐ろしい。
んで、そのくらいのコストまでいっちゃうと流石に損益分岐点とかを考えないといけないよなぁって思いまして。
昨日の制作終わりの時間で、DLsiteで多言語展開してる作品を色々見て回ったりして、市場調査的なこともやったりしました。
具体的には、DLsiteで言語ごとに作品ページを作ってるタイプの作品を20作品くらい探してきて、日本語版の売り上げと他の言語での売り上げの比較をして、グラフにプロットしてみました。
性DECの発表準備でもこういう作業しましたけど、やっぱり割と好きかも。楽しい。
結果はこちら↓。
こうして見ると、やっぱり英語は強いんだなぁと思いつつ、なんやかんやで各言語ごとに日本語版の5~10%くらいは売れると考えて良さそう…なんですかね。
つまり、予想してる売り上げの5%くらいまでなら、翻訳に使っても何とかなるということになりそうです。
Steamに出すならそのあたりの数字も変わってくる気はするんですけど、本作のエロ描写はたぶんSteam的には完全アウトなので……難しいところ。
もうちょっと精緻に調査するなら、作品ページのローカライズを言語ごとにちゃんとやってるかどうかとか、Steamにも同じ作品が売られているのかどうかとか、そこらへんの変数も踏まえて調べた方がいいんでしょうけど。
とりあえず知りたい情報はだいたい得られたので、今回はこのくらいで満足しておこうかな。
おしまい。