ピアノの鍵盤が多過ぎるので新しいピアノを作りました!
こんにちは。
みなさんは音楽が好きですか?
綺麗な音楽は心を癒してくれます。
しかし、その綺麗な旋律の裏には演奏者が戦慄するほどの凄まじい闘いが繰り広げられています。
色々な闘いがありますが、特に激しいのは鍵盤の多さとの睨めっこです。
人間の指は左右合わせて10本しか無いというのに、88鍵全てを使うなんて無茶苦茶ですよね。
全ての鍵盤に指を置きたい「全鍵置指勢力」としては解決しなければいけない問題です。
そこで、僕が考えた新しいピアノを紹介します!
鍵盤が10個しかないピアノ「Biano」です!
Bianoの名前の由来はPianoとBinaryです。
見た目はごちゃごちゃしていますが、一つ一つ解説していきます。
まず、真ん中のボタンたちによって音を奏でることができます。
基本的にボタンはキーボードで操作しますが、クリックでも一応できます。
Qキー(+1)を押すと音が1音上がります。
最初はC4の音なので、C4からC♯4になります。
同様にRキー(+2)を押すと2音上がります。
つまり、B4になります。
このピアノは「相対ピアノ」なので、今の音と比較します。
例えば、G4の状態の時にRキー(+2)を押すと、A4になります。
今の音は上部のディスプレイから確認できます。
また、同じ音を繰り返すときはQキー(+1)とAキー(-1)を同時に押します。
同時に押すことでどのような数字の上下も表せます。
これが2進数のパワーです。
追記
1, 3, 9…としても良いのですが、そうするとあまりにもややこしくなるので、2進数を採用しました。
さて、大まかな操作方法は解説しましたが、より高度なお話をします。
まず、下にあるスライダーですが、最初のスライダーはざっくり言うと遅延です。
なぜ遅延が必要なのかというと、同時に押した時に、多少のズレがあります。
そのズレの許容値っていうことです。
まぁ、もし遅れてると思ったら数値を小さくして、なかなか同時に押せないなと思ったら数値を大きくしてください。
その下のスライダーはキーボードの数です。
初期値は両手で同時に押せる10個ですが、8個にも、14個にもできます。
もっと細かい話をします。
ボタンの上で右クリックをするとメニューが出てきます。
今のところ、そのメニューはできることが一つしかありません、が、意外と便利な機能です。
一番目のメニューをクリックすると、白いポップアップが出てきます。
これは右クリックしたボタンを発動させるためのキーボードを変えるという操作です。
ややこしいですね。
例えば、Qキー(+1)の上で右クリックして、メニューを選択して、Bキーを選択すると、Bキー(+1)になります。
つまり、配列を変えられます。
ここで、解説は以上ですが、どのようにして音を出しているかの技術面についてお話しします。
使ったライブラリはTone.jsというもので、カンタンに音を出せます。
(おしまい)
Biano → https://tozaburo.github.io/biano
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