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ひらがなとカタカナを組み合わせた新しい仮名文字を作る
※ひらがなとカタカナの由来には様々な説がありますが、ここでは最も一般的であるとされている、漢字から崩されたという説に従います。また、本文中の情報に例外が含まれている場合があります。
前置き
こんにちは。
米国合衆国国務省の言語習得難易度ランクによると、英語を母国語とする人にとって日本語が最も習得しにくい言語だそうです。
その理由を自分なりに考えてみました。
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日本語には声調が無いため、漢語の同音異義語が特に多い。
しかし、これらの理由よりも重要な理由があります。
それは…
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ということです。
なので、「ひらがな・カタカナ・漢字」の三種類を「真の仮名・漢字」の2種類にします。
…真仮名は漢字のことらしいです。
別の名前を考えましょう。
平仮名の一部なんだから…
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工仮名
䒑仮名
十仮名
二仮名など
干仮名です。(なぜ「カタカナ」は「カタガナ」でないのだろう?)
干仮名じゃないですよ。
つくる
学ぶ
新しい仮名をつくるといっても、無知の状態で作ることは良くありません。(余計な知識が無い方が良い時もありますが…)
それなりの知識を身に着けます。
まず、平仮名・片仮名にはもととなった漢字があります。
「あ」だったら「安」ですし、「ア」だったら「阿」です。
ここで気をつけなくてはいけないことが、もととなっている漢字が違う場合があるということです。
ただ、「お」「オ」はともに「於」がもととなっています。
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才 ≠ オ
このように(ほとんどの場合は)平仮名が漢字のすべて、片仮名が漢字の一部を受け継いでいます。
それを踏まえて干仮名を作っていきます。
※紙に手書きでかいたものを変換したので、汚い部分がありますが、ご了承ください。
第一段階
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ゑびす・ヱビスってなんでYEBISUなんだろう。本来はWEBISUであるべきなのに。
ええ、わかります。文句がたくさんあると思います。
例えば、う+ウ。うえに寄りすぎですよね。でも、見てください。
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宀→ウ
仕方ないのです。
第二段階
さて、一つの漢字から派生した平仮名と片仮名は、原則、「漢字の片仮名として利用されている部分の平仮名とする」とルールを決めました。
ただ、「あ」と「ア」のように、もととなっている漢字が違うものもあります。
その場合は、感覚です。勘です。センスです。
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すこし違和感があるので直しましょう。
「あ」の上の横線を縦線が突き抜けないようにする…
といった具合で特に気になるものを直しました。
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五十音表に
では、五十音表にまとめてみましょう。
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同じ漢字から派生した(と言われている)ものには色を付けてみました。
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「い」っぽいのに「は」だったり、「ユ」っぽいのに「ま」だったりとなれない部分もありますが、頑張って覚えてください。
フォントに
手書きで干仮名を使えるようになったら、次はデジタルで使えるようにします。
そう、フォントです。
詳しいことは省きますが、なんとかフォントを作ることができました。(大変でした。)
ここからダウンロードすることができます。
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やったね!
今後
今後の展望を強いて言うなら、フォントを改善したり、新しい字を追加したりしたいです。
例えば、「ろ」と「わ」はとても似ています。
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でも、言い訳させてください。
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「ろ」「わ」ともに、それぞれ、同じ漢字からできているんです。つまり、「漢字の片仮名として利用されている部分の平仮名とする」というルールに違反することになってしまいます。どちらかを変えようにも難しかったのでこの有り様です。
なので、いつか作る新しいフォント上では見た目を変えたいです。
また、すべての文字が僕の手書きで汚いので、ちゃんとしたゴシックっぽい文字にして、形を整えたいです。
さらに、「ぉ」とか「ヵ」などには対応していないので、これらも追加したいです。(追加なかったのは単にフォントづくりが大変で疲れ果てていたからです。)
今のところは、文字を小さくして擬似的に表現してください。
(おしまい)
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