マーケティング以前の課題
娘と遊ぶ時はよく「ごっこ」遊びをします。
この「ごっこ」とは、調べてみると
つまり、「何かになったつもりで遊ぶもの」です。
この「なったつもり」ということにポイントがあり、
模倣の域を達しないところに、遊びの範囲があります。
ビジネスの場においては、日々会議等を繰り返すなかで
「なったつもり」になっていないか?と考えることがあります。
それは、「現場の実態に即した内容になっているのか?」と疑問に思うことがあるのです。
会議での発言においても、内容があさっての方向であったり、
言葉の端々が無責任な発言になっていないかよく噛み締める必要があります。
その折に、面白いタイトルの本と出会いました。
本ブログでは、『戦略ごっこ―マーケティング以前の問題/芹澤連(著)』より引用し、議論で大切なポイントをまとめ、これからのマーケティングに大切なことについて考えを深めていきたいと思います。
■ 机上を脱しない議論
学問で習う経営学は、果たして実際の経営に役に立つのでしょうか?
たくさんのエビデンスがあり、
そこから派生したフレームワークも積み上げられています。
しかし、その手法は絶対的にビジネスを成功に導いてはくれません。
本書の思い込みは、組織で働く人は一度は経験したことがあるのではないでしょうか。
エビデンス自体がずれていて、議論が目的となっていないでしょうか?
■ エビデンスを提示するより複雑なもの
この本は500ページが、今までのマーケティング手法やフレームワークに対して、意義を投げかけています。
それでは、何がマーケティングを困難にさせているのでしょうか?
それは「人」であると本書は伝えています。
500ページに及ぶフレームワークも、最終的には人の問題でうまくいくかどうかは決まるといっても過言ではありません。
今回の最も大きな気づきは、「人の心を読む」ということでした。
■ 行動宣言:人の心を讀む
それでは、どのようにして人の心を読むのか?
この点についてはエビデンスというものはありません。
自身の気づきが積み重なり、洗練されていくことでしょう。
私の祖父は、事業家としての教えを説き書として残してくれました。
10ヶ条ある教えのうち、冒頭に書かれているのは人の心の読み方です。
『讀み書き百遍人の心を讀め』
1、毎月読書20冊を続けます。
2、毎日のペン字練習を続けます。
今の私にとって、祖父の言葉は大きな財産といえます。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
これからも学びを共有していきます。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?