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飲食店のSNSの投稿は情報少なめがいい!【ラジオ書き起こし】

 ▼ このnoteは、5/23にお話ししたこちらのラジオの書き起こしです。

今回は、『SNSの投稿は、情報少な目がいい』というテーマでお話しようと思います。普段、クライアントさんからSNSでの集客の仕方を聞かれることがあるんですけど、一番よくあるのが、しょっちゅう投稿しているんだけども、内容をどうしたらいいかっていう相談です。

あんまりよろしくないなと思うのが、 インスタだと写真の下の説明文に「今日もオープンします。」「おすすめのメニューは〜〜〜です。」「新しいドリンクが出ました!いくらです。」とかバーっと書いてあって、 営業時間や定休日、メッセージとかざっと20行ぐらいあって、さらにハッシュタグがついて、30行オーバーしてるような投稿です。 これは逆効果だなと思うことが多くて。

まず、その投稿をしっかり見るかどうかは、毎日トップページに上がってくる沢山の情報の中から、 どんどんスクロールしていって、0.1秒ぐらいで 投稿が目に入って判断することだと思うんです。 

なので、そこまで細かく書いてても、その人の時間をただ奪ってるだけで、あまり意味がない。伝えたいことがたくさんあるから、すごい書いちゃうのもわかりますが、 やっぱりこれは短めの方がおすすめです。 

それこそ一流の芸能人とか既に3万人以上のフォロワーがいる方だったら、多少長かろうが写真が10枚あろうがいいとは思うんですけど、そこまでいってないお店がSNSを有効に活用して集客しようと考えてるはずなので、 とにかく削るだけ削った方がいいです。 

 あとは、お客さんになる候補の人に対して、情報与えすぎっていう観点もあります。 

例えば、ファミレスのメニューだとわかりやすいです。写真が載ってて、アレルギーが何で、カロリーがいくつで、どんな食材を使って・・・、なんてありとあらゆる情報が載ってますが、それは、“どんな方でも来てもらいたい”っていうメッセージなんですよね。そういうのはファミレスとかチェーン店に任せて、自分自身のお店にはどんなお客さんに来てほしいのかっていうのを絞り込んで宣伝するべきであって、 そのためには情報過多にしないっていうことが大事です。

いいお店だなと思う投稿は、珍しく入った食材の写真1枚だけ載せて1行だけ何か書いてあるとか、テキストはなしで写真だけとかでも、反応が良かったりして、その店主さんの思いを読み取って来てくれるような、熱狂的なファンになりやすいお客さんが見てくれている感じがします。
 
なので、与えすぎると受け身になって、お客様が自分から、載ってた写真のお酒は何かを調べてみるとか、そういう能動的な行動をとらなくなって、与えられることに慣れてしまう。万人受けしているお店ばかり行く人がインスタを見るようになってしまいます。なので、見る客層も全然違うんだっていうことを頭に入れておいたら、いいお客さんに来てもらえるんじゃないかなと思います。 

営業時間とか定休日とかの情報は、いちいち投稿に書いておかなくても、プロフィールとかに書いてれば最低限よくて。「この店は本当に行きたいな。」って思えば、自分で調べるはずなので。「ぜひ来てくださいね。」とかもいらないと思います。行きたかったら行くので。

なので、お店の文化が伝わるとか、やりたいことが伝わるような写真と、1行のテキストだけで、伝わる人には伝わればいいよねっていうぐらいの度量で、SNSの投稿を考えてみてほしいなと思います。 

今回は、SNSの投稿は、情報少なめの方が感じ取ってもらえるということでした。 

それではそろそろ開店の時間になります。
太田とよしきでした。ありがとうございました。 

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太田とよしき🎈飲食店経営コンサルタント
飲食業は最高に幸せなしごと。