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【アゲート④偽物⁈】
今回はアゲートの偽物・加工
取り扱い上の注意について
ご紹介します。
1.偽物
![画像51](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63727445/picture_pc_d4e7d14b0654bba428729b9677aed5fb.png?width=1200)
アゲートに関しては、
どの段階を偽物というのか
非常に微妙なんですけど
僕の認識では、
アゲートの偽物というのは
ないのかなと思います。
逆にアゲートが他の石の偽物として
出ていることはたまにありますね。
例えば、
アゲートをロードクロサイトに似た感じに
染めているものを見かけたりします。
また、ちょっと特殊なアゲート、
サードオニックスを表面着色処理をして
中を白くしたような状態の偽物はあります。
2.加工
![画像52](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63727262/picture_pc_2cf9beca9ef29c612f9bd96cae7c8cfd.png?width=1200)
加熱処理
薬液に浸漬処理(後に加熱)
浸漬処理のみで染色
ほとんどのアゲートに
着色加工が施されていて、
その工程は大きく分けて3種類あります。
①加熱処理
アゲートを加熱するだけで
着色する加工方法です。
一説によると、
古代人が焚き火の囲いとして
アゲートを使った時に
赤く発色したことから、
「この石って熱すると色が変わるんだ!」
とわかったらしいんです。
また、アゲートで石器を作ろうとした時、
前処理として加熱をしたところ、
色が変わることがわかったという説もあります。
②薬液に浸漬処理した後加熱
この加工は、最も一般的な方法なんですが、
金属イオンの入った薬液に漬け込み、
金属イオンがある程度沈着した後に
加熱処理をすることで中から発色する方法です。
また、色の出方は
どんな薬液に漬けたかで決まってきます。
例えば、無水クロム原液に漬けた後、
アンモニア水液に漬けて加熱すると
酸化クロムが形成され緑色になります。
他には、塩化第一鉄液に漬けた後、
硝酸ナトリウム液に漬けて加熱すると
酸化鉄になって赤色になるんですよ。
③浸漬処理のみで染色
薬液に浸漬させるだけで
加熱処理をしない方法ですが、
この方法も最近では
色々な色を発色させるために
よく行われているようです。
3.取り扱い上の注意
![画像54](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63727692/picture_pc_9eea578a08cba5c8385b7054f24b313d.png?width=1200)
アゲートの取り扱い上の注意点についてですが、
硬度が高いため、むしろ水晶より
割れづらいんじゃないかと思います。
ただ、アゲートは薬液に浸漬させて
発色させているため、
太陽光や蛍光灯に長時間当てていると
色が抜けてしまうかもしれません。
おそらく、色が抜けやすいタイプのアゲートは、
浸漬処理のみで
加熱処理をしていないものが多く、
加熱処理までされているアゲートは、
そこまで色落ちしやすいイメージはないですね。
だから、
それほど取り扱いに気を付ける必要は
ないと思います。
では!次の記事も見てくださいね〜
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