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アップルカーは自動車業界で覇権を取りに行けるか

アップルは自動車業界をも席巻するのか?

私としては自動運転やEV化には凄く肯定的です。
私は最近車を運転するのが面倒だと感じるので自動運転が導入されるのはとても嬉しいことですし、EV車は環境に優しいので地球温暖化を防ぐ一因になってくれると期待しています。
ただし、EV車が本当に環境に優しいか調べたのですが、ひょっとするとガソリンよりも環境に悪いかもしれません。

EV車は電気を動力とするのですが、ガソリンを排出しないので一見良いように見えますが実は電気の発電方法により大きく二酸化炭素を排出してしまうとのこと。
また、EV車に搭載するバッテリーの製造にも膨大なエネルギーを有するため一概にEV車が環境に良いとは言えない点があります。
トヨタはその辺りをどう対応するのでしょうかね。

世界各国でエンジン車を禁止にする取り組みがされています。

日本→2030年代半ばにエンジン車の新車販売禁止。HVやPHVはOK。
中国→2035年にエンジン車の新車販売禁止。HVやPHVはOK。
イギリス→2030年半ばにエンジン車の新車販売禁止。HVやPHVもNG。
アメリカ→2035年にエンジン車の新車販売禁止。HVやPHVもNG。

日本と中国はイギリスやアメリカとは違ってHVやPHVの新車販売はOKとする予定みたいです。

日本の自動車メーカーのHVやPHVは性能が高いので今後自動車業界での差別化を図る部分では大きなアドバンテージになりえそうですね。
ちなみに2019年国内自動車販売台数別の内訳をみると64%(ガソリン)、35%(HV)、1%(EV)。
日本のEV市場は狭いですね。
トヨタはガソリン車をただ規制するのではなく、あくまでもカーボンニュートラルを目指すことに重点を置いています。もちろんカーボンニュートラルを実現することは簡単ではありませんが日本車の良さを維持しながら自動車づくりをしていくという目標を持っているみたいですね。

痩せるために甘いものを全て制限するのではなく、糖質を取りながらも痩せるという方向に向かうみたいなイメージでしょうか。日本人特有の保守的な考え方のような気がします。


何故アップルが自動車業界に参入するのか

①車作りが簡単になる
動力源のエンジンがモーターに置き換えられるため部品数が減少する。
開発から生産までを一貫して行うガソリン車と違い、EV車は開発と生産を分けて自動車を生産できる。
なので、アップルは開発だけで生産は別会社に委託することができる。

②ブランド力が大切になる
生産委託での自動車販売が主流になるとブランド力が大きな価値を持つようになります。
アップルという巨大なブランドなだけでお客さんが自動車を購入する可能性があります。

③環境に優しい
走行中に二酸化炭素を排出しないEV車は環境に取り組んでいるという企業のイメージアップにもつながります。
環境改善に取り組んでいる企業は社会貢献しているためとても良い印象を持ちやすいです。

自動車業界はEV車がスタンダードになり、環境に配慮するのが当たり前になります。
ガソリン車を販売する会社は淘汰される運命にあります。

本当にEV車って良いの?

①その車は本当に安全なのか
車は便利ではありますが、誤ると人を殺す凶器にもなりえます。
走りやすさはもちろんのこと安全性の確保や走行性能が大切になります。
EV車はその点をクリアしないといけません。

②作って売るだけではない
自動車は売って終わりではありません。
故障した際の対応やアフターフォローなどの細かいサービスが求められます。
EV車のアフターフォローがしっかりできないとユーザーが購入することはないでしょう。

③今のEVはエコではない
今現在のEV車は動力となる電気を生み出すために大量のエネルギーが必要ですし、搭載するバッテリーの製造にも膨大なエネルギーが必要です。
今の技術で言うのであればガソリン車の方が環境に良いと言えるかもしれません。
ですが、今の技術の進歩は凄まじいのでいずれはガソリン車よりも環境に良いEV車が完成する日もそう遠くはないと思います。

これからの自動車業界はハードよりもソフトが重視される

自動車のOTAビジネスにより従来のハードよりもソフト部分が重視される点があります。
これはパソコンでいうキーボードやマウスよりもOSやアプリがいかに優れているかに重きが置かれるということですね。
なので、自動車のアップデートによってより高性能な自動運転が実現される可能性があるということ。
このアップデートは課金することで企業の利益になる仕組みです。
なので自動車のソフトウェアに特化して利益を出す企業も現れると思います。
自動車はトヨタで、ソフト部分は別会社なんてこともあり得るかもしれません。

最後に

アップルとは違ってトヨタに代表される自動車メーカーは長年の技術力や経験などが圧倒的に違いますからアップルに市場を飲まれることは今のところ考えにくいのかなと思います。
ただし、アップルの製品は凄くクオリティが高いのでお金の暴力で改良に改良を重ねてトップを取りに来る可能性は大いに考えられます。
またアップル社が日本の自動車メーカーを買収する可能性すら今後どうなるのでしょうか。

いつも読んでいただき ありがとうございます



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