古着屋のこれから。の話。
ファストファッションが流行り始めて、より手軽にファッションが楽しめるようになった。素晴らしいことだが、その事により衰退していくことが出てくるのも事実だ。
古着屋は、一点物や、いいものを安くという事が本来の目的である。
AKIRAのTシャツに始まり、またコレクターが増えてるように感じるが、実際、日本人のしょっぱい根性
いいものを安く買いてぇなぁ
が根付きすぎてるように感じる。私的に、コレクターは欲しいものがあれば金なんぞ出し惜しみもせず買い揃える人達だと考えている。
ただ、今のコレクターたちは30、40代ではない。1990年〜生まれの20代だ。
何の因果か、生まれた頃にはファストファッションが当たり前の世代。需要と供給のバランスを教わっていない。
加えてメルカリなどのフリマアプリブーム。値段交渉の温床。貧乏根性丸出しのコレクター(仮)たち。
まぁ、生まれた頃から景気が悪いというのも大いに影響してるかもしれないが、んなこたぁ"本物"たちは考えない。欲しいものは惜しまず買う。
古着屋は、そこをどう捉えるかが非常に鍵になってくる。レギュラーアイテム、いわゆるスウェパカ笑笑、柄シャツさえ置いていれば稼ぐことは出来ると思うが、お店を開く人達は服が好きな人が大多数だ。ビジネスと趣味の両立、価格を適正に、公正に、高くしなきゃいけないVintage物を置くか否か難しい所だ。
もちろん、"本物"のコレクターたちがVintage物を揃えている古着屋を見つけて、気に入って、買ってくれればいい。が、お金も有限。1日1着売れればいいとも限らない。
価格を下げる?いや、そんなことできるわけが無い。それらにはそれらのしっかりとした価値がある。
さてどうしたものか。
結局、ネット通販、オンラインショップに行き着く。送料やシステム手数料を考慮すると、多少根は張るかもしれないが、見てくれる人は検索に引っ掛かりさえすれば多い。
だが、私はまた違う所を見据えている。
それは
海外への通販や海外オークションサイト
だ。
少しの価格交渉はあるかもしれないが、アニメTシャツなどの再ブレイクの火付け役は、出し惜しみしない海外の"本物"たちだ。
セカイモンなどのオークションサイトを活用し、世界進出していくのが、今後の古着屋の勝負どころだと思う。
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