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勝手に百冊チャレンジ

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2021年5月の記事一覧

勝手に百冊チャレンジ【12冊目】「産業人の未来」

いろんな論点を導き出せる本だとは思うけど、私がまずは伝えたいことをまとめてみた。(私が読んだのは、「新訳」の方なので、下記エターナルコレクションのとは微妙に違うと思います。) 初版(~前後はこんな感じで、まで)にしても、全9章の本の、第6章「自由な社会と自由な政府」だけで、これを論じてるのよね。敵わんなぁ。。 ドラッカーさん、自由と責任を論ずる私は、こういう考え方、結構好きかも。 自由とは解放ではない。責任である。楽しいどころか、一人一人の人間にとって重い負担である。そ

勝手に百冊チャレンジ【11冊目】「知識人とは何か」

なかなか面白い本。まだ、じっくりは読んでないけど、おススメなので、とりあえずリリース。 この本から垣間見えるサイードさんの魅力は、以下の二つの引用に端的に表れているのかな、と今は思っています。 「知識人とは亡命者にして周辺的存在であり、またアマチュアであり、さらには権力に対して真実を語ろうとする言葉の使い手である。」 「アマチュアリズムとは(略)利益とか利害に、もしくは狭量な専門的観点にしばられることなく、憂慮とか愛着によって動機づけられる活動のことである 。」(P.1

勝手に百冊チャレンジ【10冊目】「新しい世界」

自分の趣味に合う人を探すのもいいかも? いろんな「エライ」人が、これからの世界について、いろいろ考えた本。ごもっともと言えば、ごもっともなんだけど、何か考えすぎでは?というのが率直な私の感想。 私も、この人達同様、今は「ポスト資本主義社会」とは、考えているけど、考えれば考えるほど、この社会を大きく変える必要はなく、いま芽吹いている「ポスト資本主義社会=知識社会」の芽をいかに育てるのか?ということに尽きる、という気はしてる。 ごくごく単純に言えば、同じ貨幣を使っている社会