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朝。の第三十六首

空一面に銀色の雲が広がる梅雨の朝。
雲の切れ間から夏の日差しが強く白い光を差し込んでいます。

隊列を組んだ水鳥が東から西の空へと向かって行きます。


世界が目覚めはじめる微かな揺らぎのなか、彼らのシルエットを暫し見上げていました。


第三十六首
梅雨空を染める朝日を刺すように
うみを目掛ける水鳥の影
─── 音無桜花

2023.06.21.
梅雨の朝に


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