親に強要された「早食い」の克服
「ゆっくり食べなさい」「よく噛んで食べなさい」と
普通の親はたしなめたり 子供に言い聞かせる。
しかし 私の母の教えは違っていた
「モタモタするな‼️」「早く食べろ‼️」だった
ともすれば ビンタも飛んだ。
ひどい親だと 片付ける事ができない 母の事情があった
そう育てるしか無かったのだと思う
家は貧困で 母は働いていた
父は家事も育児もいっさい手を出さなかったので
私の世話 家事 仕事とフルに働いていた。
しっかり記憶に残っている事がある。
幼稚園のお休みの日だったか
母が仕事の昼休みに
私に昼ごはんを与える為に戻ってきた。
私に与えられた昼ごはんは
コロッケとご飯
モタモタ食べる私に痺れを切らしたかの様に
仕事に遅れるじゃないかとばかりに
「さっさと食べろ‼️」と
母から口に中に コロッケとご飯を次から次へと押し込まれた。
私は えずきながら
噛まずに飲み込む様に食べた
まるで 拷問だ。
私に口の中に 次から次へとご飯とコロッケを
押し込む母の怒りに満ちた形相と
えずきそうに 吐きそうになる感覚に抑えて
無理に食べ物を飲み込んで食べた記憶が
しっかり残っている
幼少期に身についた 早食いの習慣を直せたのは
直ったと感じたのは 60歳になった頃だろうか
味わってゆっくり食べる習慣の克服も
なんと長い時間 かかった事かと思う。
美味しい物を
ゆっくり味わって食べる
そういう生き方ができている今に感謝です。
毒親が虐待に至るには それなりの理由がある
60年前は 家事を助ける電化製品も整っていない時代
掃除機や洗濯機などなく
手洗い 手掃除の時代だったのだから
母自身も心身共に大変だったろうと想像する。
生活疲れで 切れて父に向かって「甲斐性なしが」と
爆発すれば その言葉に切れて
「何ぬかす」とばかりに父の暴力が始まる
親の夫婦の喧嘩の原因は 経済 。
父が育児や家事を手伝う事があれば
また
夫婦の形も変わったろうと思うのです。
両親の生き方で 学んだ事は数知れず
全て 感謝です。
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