周りを見下し、嘘と言い訳で塗り固めた人生を送っている自分にも、愛していると伝えたい。
僕をどういうふうにイメージしてますか?
文章から推測される人柄とか
対面で話したこそ分かる人柄とか
あると思いますが、
いずれにせよ、まだ僕は本性というものを出していないんですよね。大前提として出す必要性がないのであれなんですけど。ナイーブでセンチメンタルでパーソナルな話をおおっぴろげに話す義務なんてどこにもない。
でも、そんな話にこそ需要があり、かつ供給量も少ないからこそ価値があると思っている。
思いたくて書いている。
そこで今回は、向き合いたくない嫌な自分と向き合って気づき始めた自分について話します。
多分今後も何回かこういうことは書くけど、その都度、新たな解釈や知見とともに色んな自分が見れると思うので、人の悩んでいる様から自己を顧みたい方は、読んでいただけると幸いです。
前置きがだいぶ長くなっちゃいましたね。
それでは話していきます。
僕の他人からのイメージで
よく指摘されるのが、
「真面目で優しい」
というところ。文章からはあんまり出てこないところかもですが、面識のある方にはよく言われます。実際まあそうなんであれなんですけど。でもこれって表面的なところなんですよね。いわば、よそいきの格好をしているだけ。世間一般で通ずるように対応した、ビジネススタンダードみたいな感じ。僕にとっては真面目と優しさはスーツみたいなもんです。
でも、それはただのよそいきであって、家の中までそうかと言われると違う。部屋着もあればオシャレな服もある。ここで焦点を当てたいのは、部屋着。まあ言い換えれば人からは見られない内面のところ。
僕が人と関わる上で無意識的に
してしまっていることであり、
せずにはいられないこと。
それが
「自分を守ること」
ここからは決して逃れられない。
どれだけスーツで身を固めようと、
シャツの下は部屋着だったりする。
どれだけ真面目で優しい自分でいようとも、
そこには、「自分を守りたい」。身の危険を排除しようとする無意識下の自分がいる。
真面目で優しくいるのはそのため。
社会のスタンダードとして受け入れられやすいから。
今の時代でも根強い人気なのが、真面目で優しいだと思ってる。(まあ、これに関しては人気だから小さい頃からそう振る舞っていたわけではないけれど。)
いい大学に入って、いい会社に入って、というロールモデルが崩れさろうとしているとはいえ、真面目で優しいということは、恋愛対象や結婚相手として意識するところではあると思う。
まあ何度も言うように万人受けするための外面を作っている。まあこれも意識してというよりかは、無意識の自分が作り出した半無意識下の虚像みたいなもの。
でも実際僕はこの虚像を作り出すことによって、守り抜いてきた自尊心がある。
「真面目で優しい」と「自分を守りたい」の中間もある。
スーツではなく、ネクタイとかシャツとかの立ち位置。
それが、
「出来る自分」
でいること。
言い換えれば、出来ない自分を認めようとしない無意識の自分のこと。
勉強ができる、スポーツができる、しっかりもので頼りがいがある。そういう自分で居続ける必要があった。
とはいえ、常にそうやって居続けることができるわけではない。勉強なんて、しなければできなくなるのも当たり前、スポーツだって練習しないと上達しないのは当たり前。それでも出来る自分で居なければならない。何度も言うように、出来る自分でなければ、自分ではなくなり、誰からも認められない存在になると思っているから。
出来る自分で居続けるのは難しいように思うだろう。常に努力を続けないといけない。極少数しかできないことだ。しかし、そんなことせずとも出来る自分でいることは可能である。
それは、自分より下に誰かを置くこと。つまりは人を見下すこと。下を見れば自分より出来ない人なんてたくさんいた。何にも努力しない自分よりも、努力しても届かない人がいた。
だから努力しなくてもいいと思った。全ては才能で片付けられると思った。なんなら、努力も才能のうちだと思った。そう考えれば、自分よりできない誰かが、努力で自分を追い抜いていくことも仕方がないと見過ごせた。
上には上がいることをどうしようもないと諦め、下には下がいると言い聞かせ安心させた。出来る自分で居続けた。そうやって、自分(の自尊心)を守った。
表面的には、真面目で優しい自分。
本質的には、自己を守ろうとする自分。
中間的には、出来る自分。
そうして僕は成り立っている。
別に真面目で優しい自分を否定したいわけじゃない。それは自己防衛のための手段でしかないから。嘘や言い訳をするのも同じ。出来る自分でいるための手段でしかない。
全ては本質的な「自分を守りたい」という一心でやっていること。だって自分がかわいくてかわいくて仕方がないんだもん。自分が好きで好きで仕方ないんだもん。
でも、案外嫌いじゃないよ?
そんなところまで好きとは言えないかもだけど、
そんな自分がいたとしても、
僕は君を愛するよ。
お気持ちを少しでも形にしていただけると、今後の励みになります。ほんとにうれしいんです。あなたのために書けることが。これからも応援よろしくお願いします!