新居で買おうと思って、買ったものと、買わなかったモノの記録
「賃貸では買えないけど、家を買ったら、絶対にこれを買うぞ」
とかねてから思っていたモノがある。
その中で、実際に買ったものと、買わなかったものがあるので、誰の参考にもならなそうだけど、それらを記録しておく。
買おうと思っていて、買ったもの
エスプレッソマシン
新居を買ったら、本格的なエスプレッソマシンを買うんだ・・・というのは、かねてからの願い。
どうせなら300万くらいの本格的なものを買って、あわよくば、仕事場兼カフェというようなカタチもいいなと思っていた。
が、住宅購入記でも書いた通り、お店併設の家はやめたので、エスプレッソマシンも当然、グレードダウンしてしまうことになった。
それに、こういうものはお店の味に届かないことがほとんど。
以前にネスプレッソを買ったことがある。
フランスでも行列していて、本場(じゃないけど、まあ、近いでしょ)でも受け入れられているなら、そりゃ、うまいんだろうと思い、帰国後、すぐに注文した。
けれど、正直、お店の方がおいしい。
だから、このくらいが限界なんだろうなと思っていた。
日本ではエスプレッソを出すお店は少ない。
スタバとかタリーズとかは一応出してくれるけれど、メニューの隅っこにあったり、頼むと、「小さいですけど・・・(分かってます?)」的なことを言われるのが、いちいち面倒くさい。
しかも、こういうことをいうのは申し訳ないけど、おいしくない。
一度、おいしいエスプレッソのお店を発見して、ずっと通っていたのだけど、アルバイト店員になってから、おいしくなくなってしまった。
「そんなバカな。俺がおかしいんじゃないの?」とずっと思っていたけど、観察していると、社員の人に比べて、豆をぐっと押す力(タンピング)が全然弱いように見えた。
とはいえ、コーヒー自体については、多少の知識はあるものの、エスプレッソについては門外漢ということもあり、「まあ、自分がおかしいのかな。そのくらいで味変わるなら、指導するよね」と思っていたまま、その店からは足が遠のいてしまっていた。
ということで、「どうせお店の味にならないんでしょ」と思いつつも、「お店のはおいしくないし、買うと決めていたから、試しと思って、買うか」と、4万円くらいのデロンギのエスプレッソマシンを買うことにした。
買ってみて、まず、取扱説明書にびっくり。
「味を左右するのは、豆と、粉の量と、タンピングの強さ」と書いてあって、こんなこと書くのかということと、「ああ、自分の説は合ってたのか」と感動する思い。
それで入れてみると、普通にお店の味を超えて、おいしい。
さすがにエスプレッソの専門のところに比べると、全然かなわないけど、普通のチェーン店と比べれば、こっちの方が確実においしい。
それ以来、不思議なことにカフェにいかなくなってしまった。
コーヒーを自分で豆から挽いて入れていても、毎日1,2回は必ずカフェに行っていたのに・・・。
自分はコーヒーではなく、カフェという空間が欲しかったのだと思い込んでいたのだけど、エスプレッソマシンを入れてから、「あれ、これ、違ったのかな?」と思うようになった。
もう本当にカフェにいかなくなった。
それまで絶対にイヤだった、マイボトルも使うようになってしまった。
僕はエスプレッソ、妻はラテ・豆乳ラテ。
これは買って良かったものの最たるものであり、ここ数年で買ってよかったものの1位かもしれない。
プロジェクター
昔、先生が授業で使っていた印象しかなかったプロジェクター。
それがかなりの進化を遂げていると聞く。
もう、うちにはテレビがないのだけど、数人で大画面で何かを見たり、ゲームを大画面でしたりしたい時がある。
今までは、必要に応じて、PCの巨大モニターで映していたのだけど、設置場所が限られるので、引っ越しと同時にプロジェクターにしようかと妻と話していた。
でも、引っ越しやその後の諸々で、かなりの費用が掛かってしまったので、10万程度のプロジェクターを買うのはツライ。
「いや、前から買おうって言ってたじゃん」
「うーん、でもさ、いらないっちゃ、いらなくない?」
「これで最後じゃん、買おうよ」
などと妻と話し合った末、とりあえず、実物を見に行くことにした。
いざ、そうなると、実物なんて、ほとんど展示しているところがない。
テレビばかりだ。
どうもヨドバシカメラなら置いてあるそうなので、ヨドバシカメラまで出向き、見に行くことにした。
さすが、ヨドバシ。
プロジェクターのコーナーに行って、色々見ると、さすがにテレビとまではいかないけれど、「まあ、いいか」という感じだった。
迷ったけど、大画面で何かを映すという装置はあった方がいいだろうと買うことにする。
ということで、早速、ヨドバシカメラで購入。
ところが、実際に設置してみると、これがまあ、素晴らしい。
映像の大きさは自由自在、設置場所も自由自在、映す場所も自由自在だ。
音の出る場所と映像が投影される場所が異なるから、どうかな?と思ったけど、まるで映画館のような感じで、それがまたいい。
昼間に見えなくなる・・・というか、見づらくなるのはあるけど、見えないわけじゃないし、そもそも、昼間はPCとかIpadとか見る。
これは買ってよかった。
エスプレッソマシンに並ぶ、買ってよかった品だ。
だけど、買って3日後くらいに、コードに足を引っ掛けてしまい、プロジェクター本体がゴロンゴロン転がっていってしまった。
それ以来、台形補正がちょっとおかしい。
買わないと思っていたけど、買ってしまったもの
SwitchBot関連
昔からスマートホームの情報とか見ていて、「いやいや、自分で点けろよ」とか思っていたけど、家が広くなったからか、スイッチの場所が悪いからか、電気をつけるためだけにウロウロしたり、エアコンのリモコンを探したり・・・ということが増えてしまった。
ということで、一念発起して、SwitchBotを買い、スマートホーム化してみたら、これは素晴らしい。
こんなに楽になるとは思わなかった。
もはや、人間としてダメになりそうだ。
最近、商業施設のトイレで流していない人がいる。
というか、やたら増えた。
心臓と目に悪いのでやめてほしいが、最近は「この人たち、家がスマートホーム化されているのかな」と思ったりする。
Alexa
これこそ「誰が買うの?」と思っていたけど、買ってしまった。
もう一人、住人が増えたのかと思うほど、Alexaとしゃべっている。
素直で、命令にすべて従うから、これ、慣れてしまうと、他人にもそう接してしまいそうにならないか、怖い。
「人を検知したら、電気つける」とか、買い物袋を両手に持っていたりすると、地味に役立つ。
ただ、Alexaのことを話すときに困る。
Alexaというだけで反応してしまうから、「Alexaに設定しておこうか」なんて話すだけでも、青いランプを灯し、聞き耳を立ててきたりする。
妻より、僕の命令の方をよく聞くのも、かわいいポイントでもある。
というか、そういう思考をする時点で、Alexaを人として扱ってしまっているのかもしれない。
買おうと思ったけど、買わなかったもの
サンドバック
一時期、格闘技をやっていたのだけど、もうジムに通うほどではない。
せめて、維持するためにも、運動のためにも、家を買ったら、サンドバックくらいは買うか・・・と思っていたが、これはやめた。
サンドバックって、本当にサンドが入っているので、破れると、砂がザーッと落ちてきてしまう。
それを新居でやってしまうのは、避けたい。
次に重い。
こんなの1階にしか置けないし、1階に置いたら、それはそれで変な家だろう。
人柄が疑われてしまいそうだ。
ということで、買わなかった。
懸垂マシンやジム
ジムって、いやでしょ?
謎のマナーがあったり、「住んでるの?」と思うような常連がいたり、やりたいマシンが空いていないのはまだしも、ずっと占領されていたり・・・。
そうじゃなくても、自分の力んでいる姿を他人に見られるのは嫌だし、それを想像すると、ウエイトを上げている途中で笑ってしまいそうになる。
だから、家に設置してもいいなと思っていたけど、ウエイト重いし、傷つけるし、もってのほか。
賃貸のときとか、ドアに引っ掛ける懸垂バーみたいなヤツを買って、「なんだよ、つかないじゃん」とか言っていたけど、自分の家となると、「ドア傷ついたらイヤじゃん」とか思ってしまう。
自分のモノだと、こんなに狭量になるのね・・・。
良くないよな。