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小笠原村滞在記②~母なる島~

母島には2週間滞在することになった。

母島の面積は約22㎢で、東京都港区よりも少し大きいくらいの面積ですが、人口300人余りの殆どの人が、ははじま丸が停泊する沖港周辺一帯に居住している。

主な産業は農業と漁業で、他にも東京都の職員やインフラ整備関係の仕事・エコツーリングなどが営まれている。

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沖港周辺

二月なのにとても眩しく輝いている太陽の下を移動して約3時間。

母島に到着した。

沖港は、母島の玄関口で、ははじま丸が出入港するたびに島民が10~30人ほど集まってくるのが恒例だ。

警察官~母島唯一人の~は警視庁所属で、品川ナンバーのミニパトを見ると、ここが東京都だということを実感する。(伊豆諸島・小笠原諸島の車のナンバーは東京運輸支局管内なので、全部品川ナンバーである。)


外は、やはり二月にしては暑く、島民は年中半そでの人もいるという。半そで姿のお世話になる、ある島民の方の車に、僕らは分乗し、目的地に向かいました。



身近な存在がなかったり

母島は身近なものがなかったりします。


例えば、信号機や横断歩道が島内にはなかったり、カラスやハト、スズメがまったくいなかったり。さらには、コンビニもなかったり。


都会ですごしている人たちにはなじみ深いものが、島にはない。これが自分にとって、ある種の非日常的な体験だったのです。



自然に取り込まれる

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農業実習という目的でこの島に来たのですが、休暇で母島島内を散策することができました。


一枚目の上の写真は、母島最高峰の乳房山の中腹から撮った写真。

真ん中に見えているのが母島唯一の沖港集落。谷の先の先に存在している集落とそれを囲むような母島の森が林立しているのがとても落ち着く風景だ。

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続いてこちらは、都道最南端。母島には東京都道241号線沖港北港線と呼ばれる最南端の都道が母島を縦断するように設置されています。

母島南崎とよばれるこの地点の先には、自然に囲まれた遊歩道があり、終点に人知れずの砂浜があります。


海岸にはごみが流れ着いているのですが、そこに書いてある文字をみたら中国語が。

世界はつながっているなぁと次ぐづく思いました。


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この写真は、ある農地からみた景色です。海に反射している太陽光とさざ波の音が、疲れた体を癒してくれました。(ちなみにクジラも見れました)


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この緑色の果実はパッションフルーツという果物です。パッションフルーツは果実の部分は薄くてとても固く食べれません。

その代わりに、種~トマトの種のように柔らかくまとまった~をスプーンですくって食べます。

個人的にはあまりおいしいとは思わなかったのですが、パッションフルーツを使った母島限定のチューハイはとてもおいしかったです!


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この花はパッションフルーツの花で、時計のような姿から「トケイソウ」とも呼ばれています。

午前中に開花するので、その間に花の真ん中(写真の細長い部分)についているめしべを、おしべに受粉させるということを午前中に行います。

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こちらは、母島北東部にある東港と呼ばれる港です。

沖港とは違い普段はつかわれておらず、沖港が使えないときに、臨時にははじま丸などの船が停泊するようになっています。

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母島の集落の風景


(これを書いていて、母島にまた戻りたくなってきてしまったッ!)



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