
「花手水」実施中!
この春4月29日~10月31日にかけて「東急線花御朱印巡り」が実施されています。東急線沿線の48社寺をめぐる企画で、当山もそのうちの一ヶ寺となっています。運営は(株)和空プロジェクト。
「東急線花御朱印巡り」は、東急線沿線の対象のお寺・神社で、専用御朱印帳への「特別花御朱印」の授与と、手水舎をお花で彩る「花手水」を楽しむことが出来る、御朱印巡りイベントです。
花手水に使用するお花には、美しい状態にも関わらず廃棄されてしまう「ロスフラワー」も使用します。
お寺・神社は7つのご利益コース毎に分かれているので、自分自身や大事な誰かを想いながら巡ってみてはいかがでしょうか?

先日の9月3日より、この「花手水」が当山でも開始されました。当日の午後にロスフラワーが到着する予定でしたが、午前のうちから花手水ファンのカメラマンの方々がちらほら。飾り付けを終えた午後には、手水鉢の回りを囲むように大勢の参拝者が。企画者(↓「中の人」と記載)も視察に来られ、手ごたえを感じていらっしゃいました。
等覚院さんの花手水です。
— 【公式】花御朱印巡り (@hana_gosyuin) September 3, 2022
手水舎が花束のようで
豪華でした😊
中の人は個人的に青いバラの
花言葉「夢叶う」「奇跡」が
好きで見入ってしまいました✨#東急線花御朱印巡り#ロスフラワーで花手水 https://t.co/S20wBkFPUL pic.twitter.com/n1moky0gMU
当山の手水鉢は「川崎市地域文化財」に指定されていて、江戸時代の安政7(1860)年に造立されたもの。その年は「桜田門外の変」があり、時代は急速に幕末へと向かう頃です。時代の荒波の中でさまざまなドラマを経てきて今がある。そんな歴史を感じさせます。
御朱印に来られた方のお話を伺うと、
「つつじの時期には何度もお参りに来ているのですが、今回この花手水の企画で、はじめて本堂にあがってお参りをした」
という方も。(※当山の本堂正面はいつも開放してあり、昇堂して参拝が可能)
こうした企画で、花を入り口として仏縁を深められるのは素敵なことでしょう。花が痛むまでの数日は、この花手水が続きます。これを機会にどうぞお参り下さい。


(副住職 記)