「花手水」実施中!
この春4月29日~10月31日にかけて「東急線花御朱印巡り」が実施されています。東急線沿線の48社寺をめぐる企画で、当山もそのうちの一ヶ寺となっています。運営は(株)和空プロジェクト。
先日の9月3日より、この「花手水」が当山でも開始されました。当日の午後にロスフラワーが到着する予定でしたが、午前のうちから花手水ファンのカメラマンの方々がちらほら。飾り付けを終えた午後には、手水鉢の回りを囲むように大勢の参拝者が。企画者(↓「中の人」と記載)も視察に来られ、手ごたえを感じていらっしゃいました。
当山の手水鉢は「川崎市地域文化財」に指定されていて、江戸時代の安政7(1860)年に造立されたもの。その年は「桜田門外の変」があり、時代は急速に幕末へと向かう頃です。時代の荒波の中でさまざまなドラマを経てきて今がある。そんな歴史を感じさせます。
御朱印に来られた方のお話を伺うと、
「つつじの時期には何度もお参りに来ているのですが、今回この花手水の企画で、はじめて本堂にあがってお参りをした」
という方も。(※当山の本堂正面はいつも開放してあり、昇堂して参拝が可能)
こうした企画で、花を入り口として仏縁を深められるのは素敵なことでしょう。花が痛むまでの数日は、この花手水が続きます。これを機会にどうぞお参り下さい。
(副住職 記)