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ウィズコロナを乗り切るための切り札“ふれあいのメソッド”Vol.6

 皆さまはポストトラウマティックグロースという研究成果をご存じでしょうか。
 駒木野病院副院長の笠原ドクターは、自身が委員を勤められていらっしゃる教育定例会において、“PTSDを受けた児童がその後、そのPTSDを克服することで飛躍的な成長を手にする研究成果が明らかにされている”と述べられました。
 さて、この、最近一般的になってきた、“ポストトラウマティックグロース”とはどのようなものでしょうか。参考になる記事をご覧になって下さい。

https://yumenavi.info/lecture.aspx?GNKCD=g009961

 わたくしもかつて、虐待がもたらした心理的生理的なダメージを、いじめがもたらした自己否定の連鎖と孤独を、暴力がもたらした屈辱と恐怖を、やはり同じ種である人との長きにわたる関係性によって癒し、払拭した体現者です。

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 信頼できる人と深く交わることで、自分の全てを受け入れ、自分らしくあることを認め、自分のあらゆる部分を肯定することで自分に自信も持ち、やがてコップの淵から溢れ出たエネルギーは自己を解放することで関わる人をも満たしていく。そのようなもたらしの恩恵を享受し、スキルを磨き理論を学ぶことで強化し、ついには、それらを人に伝えることを生業とすることができました。
 人から受けた傷は、重い、酷い、ひどい、しかし必ずや人との関わりによって癒せます。他の手段や代償行為では、完治することは難しい。また、人との関係性がもたらす幸福は、到底自分ひとりでは到達できない豊潤で清々しいものでした。そしてそれがしっかりと刷り込まれれば、後の不遇も乗り越えられる。なぜならば、人には生来、耐性と恒常性という優れた能力がポテンシャルとして秘められておりますから。

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 まずは、自分とふれあうこと、それが成せれば、次には信頼できる人とふれあうことが、可能となります。そのふれあいを継続することで、絆と癒しの連鎖とサイクルは強化され、エネルギーを外に向かわせることが出来るのです。その連鎖は、負の体験記憶から、自己受容、自己肯定、自己解放、そして自己開放へ向かった一連の道筋の先に用意された、到底個人では成しえない、命の充実そのものです。
 そういう意味で私自身が、花琉実メソッドふれあいの体現者であるのです。
 確かに、以前の原稿でも触れましたが、言語療法により癒すことも可能です。しかし、直接的なふれあいより、圧倒的に時間がかかってしまう。そこに、花琉実メソッドふれあいの存在意義があるのです。そして、花琉実メソッドふれあいが個の充実と個の確立より、関係性からアプローチし関係性の在り方に着目するのは皆さまに、わたくしがかつてそうであったように、まだ見ぬあらたな美しい自分と出会い、豊潤な時間を終生おくっていただきたいという願いに他にありません。
 もう一つ、花琉実メソッドふれあいが関わりたい大きな問題があります。それは離婚の社会的な定着と、セックスレスの増加、それに呼応するような不倫の増加です。


つづきます。


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