- 運営しているクリエイター
記事一覧
気分の波との付き合い方⑥期間を固定して定期検診にいく
久しぶりに神経・精神科に行ってきた。予約の電話をした時に、前回来たのは去年の2月と言われたので、半年ぶりくらいだった。本当は3ヶ月に1度は来ようと思っていたのだけど、調子がいいとついすっ飛ばしてしまう。そういう面では、実は鬱よりも躁の方が厄介だったりする。診察は、いつものように先生からの質問に答えたり、こちらから話したりして、簡素に終わった。リチウムを少量、再び飲み始めることにした。そして調子が
もっとみる気分の波との付き合い方⑤自然と他者に興味が出てくるコツ
最近友人に「人に興味があるよね。」と言われたことが何度か続いた。こう言われる度に、「そうなんだよね!」とは気持ちよく言い切れない感覚と「そう、そうなんです!」と食い気味に返事をしたくなる両方の感覚の狭間に陥って、返答に困った挙句「フゴ…どっちとも言えますねハイ。」みたいな全く盛り上がらないような返答を繰り出してしまう。ぼくは人に興味があるのだろうか。それともないのだろうか。あんまり考えたこともな
もっとみる気分の波との付き合い方④1日でMPの消費と回復がひと回りする生活をつくる
今回も「気分の波との付き合い方」の連載の続きを書いていこうと思います。このテーマはぼくにとってこれからも一生悩み続けることであり、考え続けることなんだろうと思っています。そしてこのことについて文章を書いていくことは、自分の抱えているこの気分の波のメカニズムに迫っていくための人生を通した自由研究みたいなものだと思っています。ある程度まとまってきたら、本にするなりなんなりしていけたらいいなぁと思って
もっとみる頑張ることを辞めてみる、穏やかになるほど悲しくもなれる
三週間の岡山県北部、西粟倉村での滞在を終えた。木工の仕事をするためだった。今は実家のある倉敷の方に戻ってきていて、来週には東京に戻る予定だ。
毎日ひらすらに木と向き合った。少しは仲良くなれただろうか。素材と向き合ってつくるということは、仲良くなれたと思ったらまだ知らないことがあった、というようなことの連続だ。だからつくることは楽しい。素材って楽しい。素材のことをもっと知るために、素材と会話を
気分の波との付き合い方③この道一筋ではなく、フラフラと色々なことをしてみる
1年ほど前、自分が代表をやっているCIALという会社でデザインとコーヒーの事業を大きくしようと頑張りすぎて大きな鬱の波が来てしまった頃に、神田橋語録という資料の存在を知りました。内容は精神科医の神田橋先生の、診療時のやりとりなどをまとめたものになっています。知人に勧められて神田橋先生の本は読んだことがあったのですが、双極性障害(躁鬱病)について書かれた資料が、しかもWebで全て読める状態で公開さ
もっとみる自分に興味をもたせてあげる
今日は西粟倉での木工のお仕事の最終日。3週間ほど働かせて頂きました。ひたすらに毎日木と向き合い、木を触り続ける日々。アルバイト形式でのお手伝いなのでそこまで複雑な業務というわけではないのですが、少しずつ木のことをより知っていく日々は、発見の興奮に満ち溢れていた。例えば、傷の補修。水を含ませた布を挟んでアイロンをあてるだけで、みるみると膨らんで傷がなくなる。これは、木の幹が水分を葉や果実に運んで
もっとみる気分の波との付き合い方②自分の性質に興味を持ってみる。面白がってみる
鬱の波にからめとられてしまってベッドに深く沈みこんでしまってから、しばらく寝続けていたら、自然と少しずつ元気が出てきます。鬱とは心と思考が分離していくことによって、脳が無理矢理にそれ以上体を動かさないようにする緊急装置のようなものなんじゃないかと思っています。それ以上思考と心が分離していくことを止めてくれるんですね。なので、しばらく頭と体を休めていると、段々と動けるようになってきます。
大学生
文章を書くことの効能
朝起きたら文章を書くという習慣を途切れつつも続けている。全然やっていない時期もあったりするのだけど、大学生くらいの頃から断続的に書いている。テーマも何も定めない。書くことを決めずに、鉛筆を握って紙にとにかく触れてみる。その瞬間に感じていることを、できるだけそのままに近い形になるように言葉に即時変換しながら、何も考えずに書き続ける。スラスラと書きたいことが浮かんでくる日もあれば、「暑い」と「何を書
もっとみる気分の波との付き合い方 ①気分の波にさらわれたときに起こること
これまでの人生でことあるごとに、自分には「続ける」ことができない、と感じているような気がしています。頭の中で色々なことが思い浮かび、常に色々なことがつながっていくような感覚があります。興味を持っていることがどんどんと変わっていくから、同じことを続けることができない。自分が歩きたいと思った方向と、気付いたら全然違う方向の遥か先の方に、好奇心が勝手に歩いていってしまっている。何かをやり始めて終わる頃
もっとみる自分のリズムをつくる
相変わらずキッチンでビールをあけつつ、昨日の夕食はカルボナーラをつくった。パスタを茹でる蒸気で熱々になったキッチンで飲むビールはなぜあんなに美味しいのか。最近ますます料理にカタルシスを感じるようになっている。特にイタリア料理が大好きだ。地域の家庭のお母さんみたいな人がつくっていたレシピが、伝統的で1番正統で、大切にしたいレシピとして守られている。それを守りたいとする意志を、イタリア料理をつくるほ
もっとみる