わたしがnoteをはじめた理由と、夢は諦めなくていいんだという話
あけましておめでとうございます。松野です。もう松の内も終わりましたが、ようやくnote書き初め投稿します。
2018年の秋口からnoteをはじめました。はじめたのには大きく2つの理由と小さな1つの理由がありました。
①自分の蓄積した仕事のノウハウを広く共有したいため
②そのアウトプットを通じて自分自身の知識の定着を図るため
③(小さな声で)昔からの夢だった「自分の小説を世に出す」ことがしたかったため
わたしの職業は大学生協職員ですが、兼業はしていないため、自分の時間の多くをその本業にこれまで割いてきました。しかし、ふとした瞬間、こんな思いが胸をよぎりました。
このままもし今の会社(大学生協)がなくなって自分の身一つで世の中に放り出されることになったとき、自分は何ができるんだろう?
NewPicks界隈の皆々様が盛んに「個で立て」と煽り立てる中、自分の身を顧みたときに、全然個で立てていなかったことに気づいたんですね。
そこで、自分が今まで社内で培ってきたスキル(学生への関わり方とかチームマネジメントとか、きっとそのあたり)を一旦言語化して、それを世の中すべての皆様(主にはビジネスパーソン)に、なるべくリーダビリティの高いかたちでアウトプットし、同じような課題で悩んでいる方の助けになる記事を投下することにしました。
大学生協はおそらく世の中でも結構特殊な業態なので、この組織固有の気づきや学びもあると自負しています。その学びをもっと世の中に広く浸透させたい、という想い。いずれはこの記事たちも収益化できればという思いもありますが、今は記事の数をどんどんこなす事を大事にしています。
ここまでが①②の話でした。
③は、わたしの夢の話です。
少年期の私を夢中にしたのは、漫画や小説といった創作物たちでした。外に出てサッカーをするよりも、家でスマブラをするよりも、本や漫画を読むのが大好きな、おそらく相当に内向的な子どもだったと思います。
母親の本棚にあった赤川次郎の推理小説はだいたい読みました。わたしが小説を書くときの文体は、かなり赤川ミステリの影響が出ています。と、自分では思っています。ベスト・ワンは『白い雨』です。今でも時々読みます。
中学校に入ったわたしは、文芸部に入り、自作の小説を書くようになりました。それが、今noteで書いている「永川浩二」です。今連載している1作目は、中1の頃に書いたもののリライトです。
小説家になりたい、とまでは思わなかったけど、自分の中でこの「小説を書く」という作業は思いの外楽しく、高校3年生までの6年間で「永川浩二」シリーズは4作書き上げました。
小説もそうですし、ものを書いて食べてゆくというのは、ぼんやりとした幼少からの夢だったように思います。大学に入るまでは新聞記者とかも含め、文章で生きていくことを模索していた気がします。
ただそんな時期も過ぎ、就職活動をする中で、当時熱中していた生協学生委員会の経験を活かしたかたちで社会の役に立つことをしよう、という思いで大学生協に就職しました。仕事も楽しいので、ものを書いて云々という想いは、長い間胸に仕舞っていたんだと思います。
転機はこの本を読んだことでした。
『破天荒フェニックス』。オンデーズの田中修治さんの自伝的小説を読んだ私は、その内容の面白さよりも、こんなかたちで自分の仕事人生をエンターテイメントに昇華して世に出せるという事実にワクワクしました。
そして、この本はまさにこのnoteの記事としての連載を編集するかたちで出版されている。そう、もうわたしたちは出版社に持ち込む必要すらなく、自分の作品を世に問うことができるようになった。
元々ブログやHP上で自分の創作物を公開することはできた訳ですが、改めてnoteの記事から本が出版されたことは私にとって大きな衝撃でした。
わたしは、働きながらでも文章を書ける。物語を紡げる。
自分の中で、サラリーマンになることは、小説や文章を書いて生きることと相容れないものでした。今のこの職場を選んだことは、もの書きとしての夢を諦めた上に成り立つ選択だと思っていました。
でも今なら、夢を諦める必要なんてない。
記事や小説を書きたいときに書き、それがほんの少しでも誰かの胸に刺されば「スキ」というリアクションが返ってくる。そしてその輪がいずれ大きくなってくれば、それは世の中に自分の創作物を遺したことになる。
話が散らかってきましたね。そろそろまとめます。
①②との関係では、今後も仕事の気づきをエッセイとして出していきます。
有料記事で収益化まではまだ道のりは遠いですが、今はあまりお金のことは気にせず、世の中に自分の気づきを垂れ流す気持ちで続けます。
③との関係では、現在2つ小説を連載しています。
『永川浩二、登場す』
『モリダイ生協のミハラさん』
『永川浩二』は小説を書くリハビリとしてはじめたので、今の作品を終わらせたら、『ミハラさん』の執筆がメインにする予定です。というか、この作品じゃないと私が生協職員として小説を書く意味がない。
ということで、しばらくは『永川浩二』を書きつつ、お仕事エッセイを時々投下していくかたちでnote続けていきます。
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。