タナカシゲト

美術家、詩人。 artist,poet

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    詩集「ヴァルネラブル」

    田中重人の第二詩集「ヴァルネラブル」。 人生を訪(おとな)うひそやかな悲しみを歌う。 55ページ、発行元:ナツノヒ
    990円
    tototocoto
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    詩集「トトとコト」

    田中重人の第一詩集「トトとコト」。 木蓮賞受賞作「たやさぬように」収録。 41ページ、発行元:ナツノヒ (ZINEなので薄い冊子になります。予めご了承ください。)
    880円
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    田中重人の第二詩集「ヴァルネラブル」。 人生を訪(おとな)うひそやかな悲しみを歌う。 55ページ、発行元:ナツノヒ
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    田中重人の第一詩集「トトとコト」。 木蓮賞受賞作「たやさぬように」収録。 41ページ、発行元:ナツノヒ (ZINEなので薄い冊子になります。予めご了承ください。)
    880円
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詩集「トトとコト」を刊行しました

徳島県に住んでいる田中重人と申します。 このたび家族の日常を歌った詩集「トトとコト」(880円税込)を刊行しました。 困難な時代ですが、いつだって日常はどこか可笑しくて、切なくて、愛おしい。 全37篇収めている中から3篇をここで紹介します。 購入の参考にしていただければ幸いです。 (購入方法は記事末尾に記しています) 「くねくね」  ことが くねくね している  どこか かゆいの?  おしっこ したいの?  なにをきいても  ううん とくびをふる  わらいながら いつ

    • アーティスト・ステイトメント(田中重人)

      インスタのストーリーに絵の実験を色々とアップしてきたけれど、「描く」より「造る」という行為に強いこだわりと資質があることを再確認する結果になった(散々描くことによって)。そうすると普通は絵画をやめて立体造形でもやろうという話になるのだろうが、描かない絵画に、あるいは、造る絵画に取り組もうと思う。キャンバスの代わりに使い古された布製品を探し、様々な方法で木枠に張る。それだけで絵画を生成しようという試みだ。非常にコンセプチュアルな作品だが、レディメイドの文脈に係りつつ絵画という制

      • ART & VULNERABLE

        I am skeptical about the state of contemporary art from the 20th century to the present century. Anthropologist David Graeber argues that modernity has placed a disproportionate value on "creating something out of nothing" in production and

        • アート&ヴァルネラブル

           私は20世紀から今世紀にかけての現代美術の在り方に懐疑的です。人類学者のデヴィッド・グレーバーは近代は生産や労働において「無から何かを作り出す」ことにだけ価値を置き、生み出したものを維持することやケアすることの意味を貶めてきたと言います。例えば子供を育てることを社会から家庭内に閉じ込めて報酬のない女性の仕事としてきたことなどは端的なその現れでしょう。ケアの仕事における低賃金にもその影響は影を落としています。またそれは生産の象徴である物質への過度の信頼となり、同時にケアの必要

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        詩集「トトとコト」を刊行しました

          The Art of Reclaiming Wholeness

          (This text has been translated from Japanese to English by ChatGPT, so there may be errors. Please be aware of this.") I want to write about expression. About the expression of art that I engage in every day. Every expression is an expres

          The Art of Reclaiming Wholeness

          全体をとりもどすための芸術

          表現について書きたい。 私が日々携わる芸術の表現について。 あらゆる表現は「生」の表現である。死者ではなく生者が行うのだから望むと望まざるとにかかわらずそれは「生」の表現だ。柔らかなものからイキってすかしているものまで芸術には表現が溢れている。 しかし私は大いに不満だ。なんだよそれと呟くことが年々増えている。多くの表現者はあたかも自分が死なないかのようだ。自らの死について見て見ぬふりを決め込んでいる。しかし死ぬ。あなたも私も。ということを受容することは後ろめたいことでもネ

          全体をとりもどすための芸術

          詩集「ヴァルネラブル」刊行

          詩を書いている田中重人と申します。 このたび第二詩集「ヴァルネラブル」を刊行しました。 (価格:税込み990円) 人生を訪(おとな)う悲しみにそっと寄り添いたい。 そんな思いで作った詩集です。 人生に喜びがあるように人生には悲しみがあり、喜びが人を高鳴らせるなら悲しみは人を深めてゆく、と私は感じています。 32篇おさめている中から2篇をここで紹介します。 購入の参考にしていただければ幸いです。 「わたしの今日が」 あなたが肩を ポン と叩いた それだけで わたしの

          詩集「ヴァルネラブル」刊行

          詩集のあとがき全文公開

          詩集「トトとコト」にはあとがきの代わりに「空白の五年間」という文章を掲載しています。収録している詩についてではなく、この詩集を産みだすことになった「空白の五年間」について書いた文章です。詩の説明ではないため詩集を読むにあたっての参考にはなりませんが、この詩集が土台としている体験について語っています。 以下、全文引用します。 「空白の五年間」 私の人生には空白の五年間があります。パニック障害と双極性障害という二つの病気になり、仕事や社会生活から五年間、離れなければならなかっ

          詩集のあとがき全文公開

          詩集刊行にあたって自己紹介。詩のこと、美術のこと、病気のことなど。

          田中重人と申します。 詩集の刊行にあたり自己紹介を書いていたら、妻が「インタビューしようか?」と言うので、それも面白いかもしれないと思い、以下自己紹介のようなインタビューを掲載します。よければ最後までお読み下さい。 ーどんな詩集? 簡単に言うと家族の日常賛歌。 平易な言葉で日常をうたった詩を全部で37篇(※)収録してる。 修辞的だったり装飾的だったりする文学にはもともとあまり関心はなかったのだけど、病気(後述)して生きるのに精一杯な時期があったから、余分なものが剥がれ落

          詩集刊行にあたって自己紹介。詩のこと、美術のこと、病気のことなど。