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【実践】今日からデキる伝え方 ⑤

トトロのとなりです。
定期的に皆さんが明日から使える情報、雑学をご提供しております。

シリーズでお届けしているコミュニケーションのヒミツ。
最後は "プレゼンはリハーサルが9割" です。
前回の記事を読んでいない方は、こちらも是非読んでみて下さい。

1. クッション言葉

皆さんはクッション言葉をご存知でしょうか?
これは、コミュニケーションを円滑にするための大人の所作となります。

例えば、人に何かをお願いする時に、「これこれよろしくお願いします」と言ったとします。これは「よろしくお願いします」とは言っていますが、少し冷たい感じを相手に持たせてしまいます。

そういう時に、ワンクッション、柔らかくクッションのような形を取れる言葉を使ってあげるといいということです。

例えば、「お忙しいところ誠に恐縮ですが、どうぞよろしくお願いします」と伝えたり、「こちらの勝手なお願いで申し訳ございませんが、よろしくお願いします」と伝えたり、「お手数をおかけしますが、よろしくお願いします」、「大変失礼ですが、よろしくお願いします」、「もし差し支えなければ、宜しくお願いします」という形でワンクッション持たせることによって、相手が言葉を受け取りやすくなります。

それは何故かというと、自分への気遣いを感じるからです。

特に、このクッション言葉というのは何かを断るときに重宝します。

例えば、「会合に参加できません」とか、「その仕事はできません」とか、「辞退させていただきます」といった場合です。

このように言ってしまうと角が立つようなケースでも、「あいにくですけど、今回は辞退させて頂きます」と「あいにくですけど」をつけるだけでも印象が変わってきます。

もっというと、「大変ありがたいお話ですが、今回は先約がありますので辞退させていただきます」というように、「ありがたいお話ですが」とつけて、相手からもらった依頼をまずはありがたいと感謝の意を示してから断る、という風に工夫するだけでも相手が受け取る印象が変わってくると思います。

これはコミュニケーションの一環です。

情報というのは、ただ伝えればいいわけではなくて、相手の気分を害さない、相手に快く思ってもらう、相手に好意を持ってもらう、信頼してもらうためのものでもありますので、そういったことまで気が回る人が伝え上手になっていけるのではないかなと思います。

2. プレゼンはリハーサルが9割

これまで、長々と伝え方のヒミツを書いて参りましたが、最後にプレゼンをするときの重要ポイントをご紹介したいと思います。

皆さんの中にも、プレゼンをよくされる方がいると思いますが、プレゼンを上手くする方法は、極論を言ってしまうと、リハーサルに尽きると思います。

プレゼンはリハーサルが9割、いや9.8割と言ってもいいと思っています。

スティーブ・ジョブズも入念なリハーサルをしていたことで有名ですが、プレゼンというのは、ある意味「演劇」と同じと考えています。

演劇をする時に稽古をしない人はいません。
それと同じで、プレゼンをするのに練習をしない、リハーサルをしてないというのは、そもそもプレゼンをする気がないという風に思われても仕方がないと思うんです。

伝え上手な方は実は事前にしっかりと準備をしており、プレゼンテーションのリハーサルもしっかりとしています。

何回も自分が納得するまでやっているわけです。

ぜひリハーサルの大切さについては、少し触れておきたいなという風に思いました。

それでは、リハーサルのメリットをご紹介します。

その現場において自分が話す内容にだけ集中をしてしまうとどうなってしまうでしょうか?

相手の反応に関心を向ける余裕がなくなってしまいます。

例えば、プレゼン中にみんなが曇り顔をしていることに気づかなかったら、そのプレゼンはきっとうまくいかないと思っています。

一方、余裕を持って話していれば、参加者の表情に目が行きますので、なんとなく「このままいけば、この話は却下されてしまうな」という事に気付いて、そこで少しギアを上げて、もっと具体的な例を盛り込んだりしながら、熱く話していくなどの対策が打てるようになります。

余裕をもって相手の表情リアクションに目を向けるためにも、プレゼンのリハーサルというものが必要になってくると思います。

もちろん、リハーサルをすると、自分自身が緊張しなくなるということもすごく重要なポイントだと思います。

プレゼンの練習を何回かしていると、自信がついてきますので、その分緊張感というのものも下がってきます。

良い意味での緊張感が下がってきますので、本番でもドギマギせずに話をすることができるのではないかなと思います。

是非「練習とかリハーサルを疎かにしてきたな」という方はプレゼンや会議など自分が発表すると決まっているものに関しては、練習、そしてリハーサルをしていただきたいと思います。

そして練習とリハーサルをする時はぜひ録音、録画してみてください。

例えば、プロ野球選手でいうと、自分の打撃フォームを動画で見たことない人いないと思います。

でも仕事の場で自分が話してる言葉を録画・録音で聞いたことがない人ってたくさんいると思っています。

これは何故なのでしょうか?

自分のことを客観的に見ることによって改善点に気がつきますし、自分が進化、成長していく姿というものが分かると思っています。

なかなか仕事の現場では録音、録画することは難しいと思いますが、打ち合わせであっても録音ならスマートフォンとかでもできますので、そういったものも是非聴いて頂きたいと思います。

例えば、10分間で営業しないといけないという時に聞き返してみたら、「結構無駄なこと言ってるな」とか、「余計なことを言ってしまったな」とか、「話し方が少しもたついていたな」とか、自分の話し方の口調の癖やそういったものにも気付きやすくなりますので、ぜひ客観的に録音、録画するということをやっていただきたいです。

あとは同僚や上司から忌憚のない意見、自分の伝え方についての意見を一度もらってみるといいと思います。

「お前のいいところはこれこれ、こういうとこだよ。伝え方の悪い所で言うと、こういうところだな」ということをしっかりと把握することが皆さんの成長につながっていくと思います。

ぜひ自身の伝えているところ、話しているところの録音・録画、こういったものを取り入れていただければと思います。

3. おわりに

これまで、色々なことをご紹介してきましたが、これらは全て私から皆さんに届けたいとても大切なメッセージです。

特に、話す内容に対する情熱や愛相手に対する愛情、これが伝える上での土台の部分ですごく大切なことだと思いますので、テクニックと合わせて抑えていただきたいと思います。

皆さんの話が相手によりよく伝わっていくと、信頼や好意が得やすくなり、その結果として仕事での成果も得やすくなります。

もちろんプライベートでも、恋愛や夫婦関係、親子関係でもお使いいただけます。

他人と誤解やミスがなく、すごく円滑な人間関係が築けるようになります。

そういった人生はとても楽しいものだと思いますし、なによりしっかりと相手に伝わることによって、皆さん自身に大きな自信がつくと思います。

その自信というのは、人間的な魅力にも反映されてくると思います。

偉そうなことを言っていますが、私自身、まだまだ伝え方という意味では、発展途上の人間ですし、これからまだまだ精進していきたいと思ってますので、皆さんと一緒に私も自分のスキル、そして人間性を磨いていきたいと思います。

というわけで、最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。今回のコミュニケーションのヒミツでお伝えしたことが、あなたの伝える力アップのお役に立てば幸いです。

最後までお付き合い頂きまして、有難うございました。

トトロのとなりでした。

定期的に皆さんが明日から使える情報、雑学をご提供しております。気に入りましたら、サポートよろしくお願いいたします。