いつも、頭の片隅に忘れないように
1月17日の記念日【防災とボランティアの日】
1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災にちなんで制定された記念日で、同年12月の閣議で記念日に制定されました。災害に対する自主的な防災とボランティア活動の認識を深め、災害への備えの充実を図ることが目的です。
阪神・淡路大震災の当日、まだ中学生でしたが、朝のニュースがいつもと違う様子だった事で、とんでもない事が起こったんだというのが伝わってきました。
地震の直後に広がる火災の様子は、空からの映像で、その被害の大きさが一目で伝わり、これ、この街の人達は、大丈夫なのか?と、家族みんな言葉も出ずに画面に見入っていたような記憶が思い出されました。
この震災では、まだ朝が始まる前ということもあり、多くの方が就寝状態で、そのまま家財や家屋の倒壊に巻き込まれる被害が多く、その後の救出活動がメディアの報道によって阻害されたことや、緊急時の避難体制の準備不足など、災害に対して緩慢になっていた当時の日本人に、防災について真剣に向き合う提起ともなったように感じます。
大学生の頃に出会った「神戸在住」というマンガでは、実際に被災した作者が体験した事も描かれていて、当時の天災がもたらした傷跡は、町や生命だけでなく、その後生きる人の心にも深く残っているのだと、教えてくれました。
震災は、いつどこで起こってもおかしくない。
今日は、亡くなった被災者への哀悼とともに、災害から身を守るには、という一念は頭の片隅から忘れないようにと、気持ちを引き締めようと思います。