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2023年11月15日
青空の済み方は、毎日同じような色なのに。
受け止めている心での映り方は、毎日全然違う。
突き抜けるような青が宇宙まで届くように感じる日もあれば、
真っ青な青が覆いかぶさって寒さを伝えてくるように迫ってくるように感じる日もある。
今日はどんな青?
目の中一面に写り込んだ真っ青な青空に、思わず涙ぐむ。
空の青のカーテンの向こうで、竜馬がこちらを見ているような気がして、
出勤の電車待ちだというのに涙ぐむ。
何を隠そう今日は、大好きな偉人「坂本龍馬」の命日であり誕生日である日だ。
20歳の頃、司馬遼太郎の「竜馬が行く」をリュックに詰めて、
18きっぷで竜馬の生まれた高知と、竜馬が殺された京都に旅をした。
1人の貧乏旅行。行った先で安い民宿を見つけ、そこにとまりながら何日も竜馬記念館に通い、京都には高知の日本酒を持って行き、竜馬のお墓にお酒を備えて、そこで献杯したのも懐かしい思い出だ。
時代を大きく動かして、その仕事の大きさゆえに命を狙われたと言ってもいい坂本龍馬は、
お姉さんにあてた手紙で、「日本を洗濯しもうし候」と告げていた。
33歳で人生を終えた竜馬は、その33年で大きな仕事をいくつも成し遂げたと言ってよいが、
はたして自分は竜馬のように生きられているのだろうか。
毎年この日は自問自答する。
まっさらな青空は、「おまんは、今、どんな生き方をしちょるぜよ。」
そう投げかけてきているようで、
竜馬よりももう11年長く生きた今の自分が、
いつになったら、その投げかけに胸を張って答えられるようになるのか。
竜馬さんのように、生きられるように。
顔を上げて生きていこう。