書と食の教室
突然ですが、最近手書きしてますか?
仕事で稀に手書きをする時
ふと、不安になるんです。
あれ?あの字ってどうやって書くんだっけ?
そんな経験、きっと私だけではないはず。。!
私の字は、昔からかなり芸術的。笑
学生時代は男子からノート書いてと頼まれるほど
"綺麗な字を書かない"というイメージが浸透していました。でも、直すタイミングも、字をかく機会もないまま(避けたまま)社会人になりました。
思い返せば、こんな私にも習字に通った経験があります。とにかく厳しく、左利きの私にとっては苦痛の時間。笑
先生のお直しの方が、自分の字より多いのではないかというくらい、直され直され。
綺麗な文字=別世界の人くらいの感覚。
そんなことも"上手く書けない自分"を作り上げる要因だったのだろうと思います。
今この文字はもちろん入力。
日頃の連絡も入力。
入力は楽だし便利。
字体だって自由自在。
変換もしてくれるうえに、変換の予測までしてくれる。困ることはないです。
極め付けに、ご祝儀には名前スタンプを活用。
自分の字のコンプレックスを
うまく避けながら今日に至っています。
そんな私、
"こころとからだをととのえる"
そんなテーマのもと、縁あって書家の香修さんと一緒に活動をしています。
書と食。
一見全くの別世界の様にみえるジャンル。
なぜそこが組み合わさるのか
改めて考えてみました。
何せ私は字にコンプレックスがあり
もう、筆を持つことも無ければ
手書き自体から遠い人間。
そんな在り方が書き方にも現れて
かなり小さく肩のない字なんですよ。
でもそんな字をみた香修さんは
"かわいい" "愛おしい字"と。
"型にハマる正しい字"
だけでない世界を教えてくれた香修さん。
書くことを楽しんでいいだなんて
知らなかった。
自分の字に愛おしさを感じて良いんですね。
電撃が走ったのを思い出します。笑
線、丸、濃淡、細さ、
まるで、生き物かのような、踊るような。
愛を持って筆を走らせる姿に
射抜かれたのでした。
そうそう。
きっと私たちは
"自分には遠いな、要らないな、向いてないな"
と、日頃たくさんのジャッジをしている。
でも、知らない世界の敷居は
近づいてみると意外と低かったり。
これって、私が食を伝えている信念に
通ずるんです。
書を通して "時間の流れ全てを、ただ目の前に集めるような体験をして、こころをととのえてほしい。
食を通して自分の身体を喜ばせてみる。
ご自身を労り、緊張の糸が緩む時間を
味わって欲しい。
これが我々のブレない思いなんです。
どちらも"意識が高いからやる事"と思われてしまいがちな事。
でも実は、意識できないくらい忙しい方にこそ
味わって頂きたい事。
そんな共通点を繋いだお教室なんです。
きっと、ととのう時間になります。
帰り道に、いつもと一味違う
自分のための時間を過ごせたなと
感じていただけたら嬉しいです。
少々長くなりましたが
そんな 書と食の教室、第三弾が
6月22日土曜日、JR五反田駅にて
開催されます。
お近くの方、ビビっと来た方は
是非ご連絡をお待ちしています✨