やってほしい時は命令ではなく○○○○で。【子育て】
勇気づけコーチのみさです。
ずいぶん前に職場で同僚から
「これやってちょうだいね」
と唐突に言われました。
始めに思ったのは
「ん?なぜ私が?」
でした。お互い職場での守備範囲が違うのに「なぜ私?」と思ったのです。
それに同僚なのに「上から」言われた感じがして、そこもイヤでした。
心の中で反発しつつでしたが、結局はやりました。
丁寧な口調とは言え、「命令」に聞こえたのはイヤでしたね。
そこで今日のテーマはこれ!
*****************
子供への言い方を工夫しよう
「命令」ではなく「お願い」で。
*****************
「この言い方、いやだわ・・・」
人に言われてみて「この言い方イヤだな」と思うのですが、じゃあ、自分はそんなこと言ってないか、というと、やってました。子供に言ってました。
「ちょっと手伝ってよ!」
「先にお風呂入っちゃって!」
「ご飯、さっさと食べなさい!」
って。
すんなり聞いてくれる時もありましたが、それはレアケース。
ほとんどが
「いやだね」「今テレビ見てるの」
みたいに断られる。
でも、私としては、そうしてくれないと進まないから、
「ンなこと言ってないでさー!!」
となる。
もう、子供が思春期になると反発される一方でした。ついでに言うと夫も同じでした。
「なんで分かってくれないの?」「私ばっかり」「普通はこうするもんなのに。」
とがっかりして、寂しい気持ちになってました。
でも、これ、ちょっと質問を変えると相手は受け取り方が全然違うんです。
それは
/
命令 → お願い
\
に変えること。
「ちょっと手伝ってよ!」 → 手伝ってくれるかな?
「先にお風呂入っちゃって!」 → 入ってもえらえない?
「ご飯、さっさと食べなさい!」 → 早く食べてくれると助かるんだけど。
この違い、
「相手がNoを言いやすい」
か、どうか、なのです。
選択の余地があると、上からな感じも受けないし、尊重された感じがしますしね。
今では、命令をお願いにかえて「NOでもOKよ」という言い方で言ってます。
そうすると、会話が穏やかになりました。「今はできない」と断られる場合もあるのですが、前のようにけんか腰になることはなくなりました。その時にやってくれなくても、後からやってくれたり。
受講生さんが
「子供の話をしっかり聴くを心がけて、話し合いがちゃんとできるようになりました。私も「言わなくてもわかる」じゃなくて、思ってることを深く伝えるようになりました。先週は子供にしっかり伝えられている感じがしました」
とお話しくださいました。
これを聞いてとっても嬉しかったです。
「しっかり伝えられている感じ」って、お子さんも大きな変化だと思うから。きっとそれまでにいろんな工夫があったと思います。
言い方や聞き方って毎日のことですし、今までにずっとやってた口癖をすぐに変えようと思ってもなかなかできない、ってあると思います。私がそうでした。だから、一人でやってみるより誰かと一緒にやって、人の話に「そうそう、それそれ」と客観的に見れたり「私も一緒だ」と励まされたり。
だからこそ、おけいこです。
一緒に学んでみませんか。
*************
アドラー心理学ベースの「ELM勇気づけ講座」
次回開催は5月です。4月12日に募集開始します。
「寄り添う」コツや「自分を知る」ワーク、「人生の主人公は私」の考え方、そして「勇気づけ」のよさを知る、で出来ています。とってもいい講座です。何気ない暮らしにこそ心理学を。どうぞお楽しみに!
*************