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古事記を初めて学ぶ
フジテレビ系列で「全領域異常解決室」が毎週放映されています。
このドラマは、古事記に登場する神々と人間とのかかわりを、藤原竜也さんや広瀬アリスさんら豪華メンバーで綴る物語です。
宇迦之御魂神、天宇受売命、興玉神、猿田毘古神、豊玉毘売命など神々の力によって、時代の混迷を救っていきます。
一方でヒルコによる連続神隠し。神隠しされた人々は、実は古事記に登場する神様たちでした。
私たちは、古事記について学ぶ機会を経ないまま、大人になり、世界の人々と交流をしていますが、本来は、日本人としてのアイデンティティを構成する学びが、古事記には存ると考えています。
「戦前の日本における強力なアイデンティティの確立は、古事記、日本書紀、から始まる天皇崇拝教育によるのでは?」と考えた?GHQによって、戦後日本人のアイデンティティ破壊戦略を進めました。
このGHQの教育戦略が今も根強く、日本の教育の中に忍び込んでいるのではないかと考えています。
しかし、社会に出て西欧の人々と話すと、彼らは自国の創設と歴史観について、深く学んでおり、彼らのアイデンティティを構成する重要な位置づけになっていることを知ることになります。
その時、なぜ日本の創成について学んでこなかったのか!と気が付き、己が恥ずかしくなります。
日本には「古事記」「日本書紀」という立派な世界の創成物語があるのですから、私たちは学んでおく必要があると考えています。
このTV番組に登場する「ヒルコ」とは、そして古事記へとつながり、私たちの日本の創成へと学んでいきたいと思います。
古事記を学ぶ足掛かり
11月の終わりに、近くの書店にふらっと立ち寄り、2冊の本を購入しました。
この時、TV番組に影響を受けた私は、古事記に目が留まり、読みやすく書かれた本を手に取り、購入しました。
谷口雅博監修 知識ゼロでも楽しく読める!古事記 西東社
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読みやすく、全体イメージを把握するには大変良い本だと感じました。
ネットでも古事記についての情報を探してみましたところ、國學院大學に「古典文化学」事業とうい素晴らしいサイトがありました。
國學院大學では、古事記の研究結果をこのサイトを通して、私たちに提供してくださっています。
そして、「知識ゼロでも楽しく読める!古事記」の谷口雅博先生も國學院大學の文学部教授でした。ここで繋がりました。
さて、古事記は想像の龍が八頭の形で登場したり、尾から刀剣が出現したり、創作物語の要素がありながら、各地に当時を思わせる神社も地名も存在します。
住んでいる地域についての不思議
私の育った地域の一之宮は大己貴命をご祭神とする神社で、神門は六角形ですので出雲系神社だと理解しています。
直線距離で450kmも離れたこんなに遠くの土地に、出雲の神がお見えになるのか?疑問が尽きません。
そして、この神社には「荒羽々気神社」があり、縄文時代から信仰された神ということ。
この土地、地域に何が起きていたのか、不思議な気持ちで過ごしています。
さらに、子供たちが通った小学校の校区には、サイノカミという地区があり、三ノ輪という地区があり・・・など、なにか古事記に出てきそうな予感もしています。
これから、少しずつ古事記について学び、今の私の疑問点を解決できることを願いながら、学んでいこうと思います。
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