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【インタビュー】デンマーク留学Seoの場合(前編)


留学のその後のキャリア

 留学体験記はよくありますが、留学した人がその後何をしているのか気になりませんか。このシリーズでは留学したひとのその後の生活やキャリアについてインタビューし、対談っぽくシェアします。


今回のひと

名前:Seo

年齢:24歳

留学先:デンマーク オーフス大学

大学の専攻:経営

就職先:外資コンサルティング会社 ブランドストラテジスト



留学先にデンマークを選んだ理由

T:数ある留学先の中でなんで北欧を選んだのでしょうか?

S:理由は2つあって、

①サスティナビリティ―やデザインに興味があったから

②ゼミの教授がデンマークで教鞭を執っていたことがあり、「時代は北欧だ!」という教えがあったからです。

T:実際行ってみてどうでしたか?

S:「サスティナビリティ―」が前面に出ている訳ではなかったけど、日常にサスティナビリティ―が溶け込んでいました。例えば、スーパーに行くと、ペットボトルを回収したらお金が戻ってくるデポジット制を採用していたり、ビーガンミートが普通に売り場に並んでいたり。選択肢の一つとして大豆ミートをチョイスできるような世界っていいなと思いました。

T:北欧だとそれが当たり前って感じですよね。

S:それが普通になる世の中にしたいです。

デンマークコペンハーゲンにあるニューハウン

オーフス大学での授業

T:大学ではどんな授業を取りましたか?

S:「サスティナブルビジネス」と、「モラルサイコロジー」と「ビジネスプランニング」を取りました。

T:なんかすごく難しそう、、(笑)

S:個人的には「ビジネスプランニング」の授業が印象に残ってます。4、5人で1チームになって新規ビジネスを考えるのですが、中間発表の時にみんな用事があるっていって結局発表を自分1人ですることになって(笑)びっくりしました。

T:みんな自由ですね(笑)バックグラウンドが違う国の人同士でビジネスプランを考えるって難しそうですね。

S:そうですね。内容っていうよりは、ディスカッションの進め方が違うなって感じで。最初から役割を振っていって「あなたはこれ、あなたはこれ」というように。

割とドライなでした。日本人同士だとみんなで話し合いながら協力して進めることが多いのでそこが文化の違いだなと感じました。

T:なるほど。面白いですね。チームはどんなメンバーだったんですか?

S:あんまりよく覚えていないけど東欧出身の人がいた気がします。

みんなでハロウィンに作ったジャック・オー・ランタン

留学前後で変わった価値観

T:留学前後で変わった価値観はありますか?

S:大学でベンチャー系の会社でインターンをしていて、若いうちに圧倒的に成長しないとという強迫観念がありました。

だけどデンマークでの経験を通して、焦らなくてもいい、なにも最短距離で行く必要はないというような考えに変わりました。

デンマークで出会った人たちは、大学に入ったけど違う事に興味が湧いてきて学び直している人や、ギャップイヤーを取っている人もいて。焦る必要はないなと思いました。

T:たしかにデンマークってゆったりしているイメージありますよね。

今のキャリアについて

2023年9月から外資系コンサルティング会社に新卒入社し、クリエイティブプランナーとして働いているSeoさん。

T:デンマークでの経験を得たSeoさんですが、大学院進学、海外で就職するなど様々な選択肢があった中で、今のキャリアを選んだ理由を教えてください。

S:大学院に行きたいという目標があってその前に社会人経験を4,5年積もうということで就職しました。

T:デンマークだと大学院に進学する学生も多いですもんね。

S:あとは日本のごはんはおいしいし、日本が好きなので日本で働こうと思いました。

それから英語が使えること、「デザイン×経営」に興味があるのでそれらを条件に今のキャリアを選びました。

T:デザイン×経営って難しそうなんですが、この領域に興味を持ったきっかけは何ですか?

S:父がグラフィックデザイナーで。

T:えーかっこいいですね。だからSeoさんもオシャレな訳だ(笑)

S:小学校5年生の頃にipad touchを買ってもらって。あのアップルの箱に入っている状態からすごいなって。

そしたら父が昔はソニーのウォークマンもすごかったのになあ。といっていて。

日本にもイケてる会社を増やしたいなと思いました。

T:小学生でその思いが芽生えるの凄すぎです、、、

後編へと続く、、

 みなさんここまで読んでくださりありがとうございました。デザインと経営を軸にデンマークへと留学されたSeoさんですが社会人になってもその軸をブラさずにキャリアを積まれています。

 インタビュー内容が思ったよりボリューミーになったので後半へと続きます。お楽しみに、、それではヘイドー!



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