人生の教科書【銀の匙】
こんにちは。トトです。閲覧ありがとうございます。
皆さんは、自分の生き方にお手本となるような先生や見本はありますか?「あります!」と答えられる人は、自分の生き方に強く影響があることが起きたんだと思うし、いまいちピンとこない方も、いろんな人やモノとであっていく中で少なからずとも自分の人生に影響があると思います。
さて、僕はというと、まだ生まれてから21年しか経っていません。だけど、その中で僕が最も人生に影響を与えたのはタイトルの『銀の匙』という漫画かなぁと思います。
あらすじ
寮があるという理由で大蝦夷農業高校(エゾノー)に入学した八軒勇吾は、悪戦苦闘の日々をおくりながら賢明に悩んで考える。八軒にとっては何もかもが初体験だけど、仲間も楽しみも増えた高校生活。しかし時折、農業の厳しい現実にもぶつかる…
進路を考える時期になり、八軒は思い切って起業することを決意。「人の夢を否定しない人になりたい。」そんな思いから「絆の農業ビジネスプロジェクト」を立ち上げ、手探りでひとつひとつ実行してみる… そんな農業高校生・八軒と仲間たちの、汗と涙と泥まみれの酪農青春グラフィティ!!
(引用:https://www.shogakukan.co.jp/pr/ginsaji/)
公式サイトを引用するとこんな感じです。
(ここら辺からネタバレがあるかもしれないです)
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もう少し自分の言葉で捕捉しますと、もともと札幌にいた八軒は、ものすごく頭がいい中学生で、有名高校を目指していたのですが、成績上位であることへのプレッシャーや両親の圧力に耐えられなくなり、その場から立ち去るように大蝦夷農業へと進学をしました。そこで出会った仲間たちは、みんなのびのびとしていて、でも農業については熱い情熱を秘めている、そんな人たちです。その中で、学校の農業だけでなく、経済としての農業の厳しさなど、自分の知らなかったたくさんの現実にぶつかり、成長していく物語。そんな感じですかね?笑
そして僕はこの作品の主人公である「八軒勇吾」の生き方に感銘を受けました。
人のために、できることを、全力で
八軒は、いい意味でも悪い意味でも真面目でお人よしです。友人からは「人にかまって損をするタイプ」といわれるほど。本人も、頼み事なんか応じないぞ!と言いつつ結局すべて引き受けてしまいます。でもその行動は八軒の「誰かの役に立ちたい」という強い思いがあるからの行動であり、その意志の強さはすさまじいです。勉強を教えることから、家庭の事情で大好きな高校を辞めることになった仲間のこと、進路相談やそのあと押しまで。。。どんなに難しい問題でも、八軒ができる、八軒なりの解決策を考え動きます。それも自分が倒れるほど全力で。
文化祭では様々な仕事を引き受けたおかげで当日に倒れ、文化祭に参加できなかったり、ピザを作るために一から勉強したり、、、
「倒れるまでやる」というのは現代のやり方にはそぐわないとは思いますが、自分と重ねたときにそのくらい全力で行動したことがあるかと振り返ると、首をかしげます。何事も中途半端にやってきた気がします。そこに喝を入れられるようでした。
種をまけ。いつか芽が出るから。
その八軒の姿は見る人にはちゃんと伝わります。例えばピザを作る話では、八軒はその頭の切れを生かして指揮を執ることはできますが、ピザを作るには材料が必要ですね。この大蝦夷農業高校は必要な材料はほぼ手に入るほか、チーズならチーズ、野菜なら野菜、肉なら肉の専門に特化したやつらがごまんといるわけです。そんな仲間たちが八軒たちに手を貸してくれるのは、やはり八軒の人の好さが出ているんだなぁと思います。そしてそのつながりは先輩後輩、先生、社会にまで広がっていきます。最終的に八軒は「自分のやりたいこと」が見つかり、学生で起業することを決意しますが、そこでこの人脈が効いてくるというわけです。
自分はこれが本当に苦手です。初めの第一歩を踏み続けることができません。でも、はじめの一歩さえ踏み出してしまえば意外と怖くなかった、という方が多いと思います。
かつて同じ軽音部の部長は、積極的に校外で活動を行い、少しずつ種をまいていました。そして、市に直接ライブ開催の申し出をしたときに、校外活動していた時の仲間がみんな協力してくれ、無事にライブを開催できました。その姿は、僕の目指したい像そのものだったと思います。
種をまけ。というのはそういうことです。いつか芽を出して、それが自分を助けてくれる。人のつながりってすごいですよね。
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終わりに
今回は「銀の匙」の紹介?みたいな話でしたが、この作品に出合ったのは実はアニメのオープニングで、フジファブリックの「LIFE」という曲がかっこいいから始まりました。「この曲を演奏してみたい!」となったきっかけの曲なので軽音学部に引きずり込んだのもこの作品なんですよね笑おそるべし....
皆さんも自分のバイブルみたいなものはあるでしょうか?いろんな人の、人生の教科書を見てみたいですね。