episode1:不登校への始まり?
とにかくウルトラスーパーすごい小学校時代の私
自分で言うのも何ですが、
謙遜することなく、恐れることなく申し上げると
割と自分はすごい方だったと思います。
月曜:公文
火曜:ピアノ
水曜:バレーボール
木曜:公文
金曜:ピアノ
土曜:バレーボール
日曜:バレーボールの試合orピアノの発表会・コンクール
1週間、予定がぎっちり。
これは、兄に負けたくないという感情と
両親からの期待に応えたいという
子どもながらの努力。
今思うと、この息をつく間のない生活が
今の「先生の不登校」を生んだのかもしれない。
誰にも負けたくなかった。
「すごい」という言葉で「もっとできる」と
信じてやまなかった。
「私はそれなりにできる」と錯覚していた。
小学校6年生の時には、
「中学受験をしませんか?」と担任から言われ、
自信もあった。
両親に褒められ、先生に褒められ、周りから称えられ、
自信に満ち溢れていた。
挫折を味わった中学時代
『そんなの挫折じゃないよ』と言われるかもしれない。
だけど、深く傷つくことばかり続いた中学時代。
小学校から続けてきたバレーボールでは
レギュラーにはなれず、
上手い子たちから冷たい目で見られる。
心から友達と呼べる友達はおらず
何に対しても表面的。
小学校の時に仲がよかった友達は
1学年7クラスという
まぁまぁ大規模校で離ればなれに。
数学ができずつまづき、
教科担任制になれず、少し遅れを取り、
自暴自棄に。
小学校時代に自信があったぶん、
着飾ろうと必死で、すごくすごくプライドが高かったと思う。
先輩後輩のやり取りも苦手で、
『ちょっと裏に来てくれる?』と先輩に呼び出され、
あることないこと言われたこともあった。
そんなときに同じ部員は助けてくれず、
『あー、一人で生きていかなきゃ』って初めて思った。
きっと自信満々な姿が先輩からしたら
鼻についたんでしょうね。笑
誰も助けてくれない、
いや誰にも助けを求めなくなって、
両親にも楽しかったことしか話さなくなった。
唯一、私を救ったには、中学2年生から通った塾の先生。
何でも話せるし、何でも聞いてくれる。
初めて憧れた大人だった。
その人のために勉強を頑張ったと言っても過言ではない。笑
学校という場所から逃避して、
朝10時から夜10時まで塾に入り浸る。
そんな日もあった。
一律で教わるより、同じくらいのレベルの
違う学校の人と勉強するほうが楽しかったし、
学校での自分の姿を知らない人と過ごす方が楽だった。
現実から目を背けるというよりは、
自分の居場所を見つけられた気がした。
自分を振り返ってみると…
そう考えると、実は不登校の要素は十分にあったな、と。
学校には行かなくてはならないという固定概念から
疑うことを知らなかった過去の私。
きっと立ち止まることをしていたら
不登校になっていた。
実際に不登校の生徒はクラスにいたし
「なんで来ないのかな?」とも思っていた。
でも来たら来たで、どう接していいのかわからない。
ものすごいスピードで時代は進んでいる。
特に中学校時代は流行りにも敏感ですごくませていた。
だからこそ、少し乗り遅れるといじめられる感は否めなかったし
そんな自分が嫌いだった。
今、大人になって思う。