見出し画像

メルマガで学んだ視覚支援の大切さ

私の勤務校では、もうすぐ公開研究会があります。
この時期の職員室が好きです。
放課後に授業の話が、より活発に行われるからです。
同僚と算数の教科書のあのページをどう授業するか、議論して、
そのまま一度、教室に行って、模擬授業してみるということもしています。
同僚の先生と、授業や教育について議論できる。
幸せなことです。
お互いの時間を大切にして、20分程度で終えています。
先日読んだ谷先生のメルマガにも次のように書かれていました!

┌<引用>────────────────
向山は教師19年目の42歳。
雪谷小学校に転勤した年でした。
そこで当時の障害児学級「杉の子学級」と出会うのです。
教務の池田氏が杉の子学級の担任でした。
そこで、向山は様々な議論をかわします。
【谷和樹の教育新宝島】vol.49 Part1 | 2024年11月8日発行
└──────────────────

向山先生もそのような議論をされていたと知り、嬉しくなりました!
しかし、次の言葉が目に飛び込んできました。
┌<引用>────────────────
いずれも教室の事実をもとにしていました。
【谷和樹の教育新宝島】vol.49 Part1 | 2024年11月8日発行
└──────────────────

「教室の事実」
同僚との議論も、理論や思いつきだけではなく
「事実」をもとにしていたのです。
これはすごいですね。
子供のノート、子供の映像、制作物など子供の「事実」を元に
これからも議論を重ねていきたいなと思います。

谷先生のメルマガでは、向山先生が
「杉の子学級」の担任の先生と議論しながら書かれた「メモ」が紹介されていました。
特別支援学級だけではなく、通常学級でもたくさん活かせる技術が紹介されていました。

読んだ、翌週からすぐに意識できたのは「止まり木」です。
次のようなメモです。

┌<引用>────────────────
終わったところ→どこかへ行っちゃう。止まり木が必要。→ラインで囲んだ所
【谷和樹の教育新宝島】vol.49 Part1 | 2024年11月8日発行
└──────────────────

谷先生はこの「止まり木」のメモを次のように解説されていました。
┌<引用>────────────────
「とまり木」という例えは分かりやすいですね。
ラインで四角く囲んだだけでもいいわけです。
「ここに入っておこうね」
というだけで劇的に分かりやすくなります。

【技術3】

視覚的な支援を細やかに

【谷和樹の教育新宝島】vol.49 Part1 | 2024年11月8日発行
└──────────────────

視覚的な支援という形で解説してくださったので、
翌週の授業ですぐにいかせました。

体育の授業。
北海道はもう外は寒いです。昼間でも2度とか3度です。
体育は体育館でやります。

「縄跳びを片付けたら、この青い丸に入ります」
体育館にはちょうど良いラインが書かれているので
それを「止まり木」に使いました。

準備体操をして、
次のように指示します。
「みんなどこでもいいから、ぶら下がって、30数えたら、走っておいで」
戻ってきたら、私の手をポンポンとたたいてと言って、順番に並ぶわけです。

これも向山先生の指示の追試です。
この戻ってきた子から先生とタッチするのも「止まり木」ですよね。
みんなニコニコしながらタッチして並んでいきます。
教育新宝島のおかげで、自分の授業の足りないところを
ちょっとずつ埋めていけるような感覚を持てています。

いいなと思ったら応援しよう!