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「最近の若者は・・」この発言をしている人は要注意かもしれません


50代上司「来週会社の飲み会があるんだけど、参加できる?」

20代部下「飲み会ですか。それって必ず参加しないといけないのでしょうか?」

50代上司「必ずって・・。オマエなぁ。」


あなたはこのようなシチュエーションを経験したことありますか?

他にも「飲み会への参加に残業代は出ますか?」という返答されたら、かなり面食らいますよね。

僕の周囲でも、20代の若い社員に対して「何を考えているか分からないから困る」という声をチラホラ耳にします。

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自己主張も控えめで「たくさん働いてガッツリ稼ぐ」という熱量も希薄なので、30代以上の人からすると、つい「最近の若者は〜」と言いたくなるのも無理はありません。

このような『さとり世代』に育った若い人の価値観が理解できず、ついつい説教したり「オレが新人の頃はなぁ」と、自身の過去を熱弁する人もいるでしょう。

僕も以前は「オレが新人の頃はさぁ」と言うタイプでしたが、今は言うことをやめました。

理由は「自分の考えが固くなっていた」ことに気づいたからです。

今回は「20代の若い人」について少しだけ深堀りしました。

今後のコミュニケーションや育成のヒントになればと思い、3つのポイントで書いています。

◆歴史は繰り返す

さとり世代15人に質問をした結果

20代と上手くやっていくコツ


僕の主観たっぷり盛り込んだ記事なので、軽い気持ちで読んでくれると嬉しいです😊


「最近の若者は」このセリフは大昔からあった!

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調べたところ、このセリフは大昔から言われていたそうです。

今から約5000年前、ピラミッドの建設をした人々が、ピラミッドの天井裏に「近頃の若者は」と、不満を書き込んだそうです(これは諸説あるので真偽は不明)

また、古代ギリシャの哲学者プラトンも、若者を批判する言葉を次のように残しています。

「最近の若い者は年長者を敬わず、両親に反抗する。法律は守らないし、ギャングのように暴れる。道徳心は腐れきっている。このままだといったいどうなってしまうのか」


今も昔も、若者に対する見方は変わっていないのでしょう^^;

しかし、変化の激しい今の時代に「新しい感覚」を持つ人の考え方を知るのは、成長に不可欠な要素とも言えるのではないでしょうか。

もちろん法律を守り、暴れない人が条件ですが 笑

自分の感覚や常識が絶対ではないという前提で、彼らの感覚や考え方を知ることで、自分自身の「価値観をアップデートできる」と僕は考えています。

次の章では「さとり世代に金銭的報酬はモチベーションアップに繋がらない」という仮説で書きました。


物欲がない20代の若い人たち

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ここ数年で「若者の消費離れ」という言葉を耳にした人もいるでしょう。

30代以上の僕らと時代背景が違うことも考えられますよね。

1.生まれたときから不景気

2.物心がつくころには、モノが揃っている状態なので物欲が少ない

3.ユニクロやGUなど、安くてもそこそこオシャレができる


そう考えると節約志向が高いのも納得できますし、良質なものが安価で手に入るので、わざわざ大金をかけて高級品を購入する必要がないのでしょう。

仕事では出世欲がないという声も聞きます。

僕が沖縄、宮崎、福岡で仕事したとき、20代の若い人に「ある質問」をしたところ共通する答えが返ってきました。

「ガッツリ稼いだら、どんなモノが欲しい?」

この質問を男女15人にしたところ・・・

「モノですか?特にありません」
「ガッツリ稼いでまで欲しいモノが思いつきません」
「欲しいのはiPad Proです。プログラミングや動画編集をしたいので購入しようかと。それ以外は特にないです」

という答えが大半でした。

逆に「お金はどんなことに使いたいの?」と質問をしたところ・・・

「友達と〇〇へ食べに行く」
「友達と〇〇に行き、写真を撮ってインスタにUPする」
「ゲームに課金する」

という答えが多かったです。

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モノよりも体験を重視しており、所有より「共有する」価値観が浸透していると感じます。

SNSでもシェア、車もカーシェア、部屋もルームシェアといったところでしょうか。

ブランドものや高級車など、ひと昔前のステータスには興味を示さず、自分の関心度が高いものだけにお金を使う印象がありました。

僕が20代の頃よりも、今の若い人たちのほうがコスパ重視で合理的ですね。

そう考えると「たくさん稼げる!」や「年収1000万も狙える!」のような、お金をフックにしたモチベーション管理は「20代の若い人には響かない時代」かもしれません。

物欲が少ないので「稼いでどうするの?」となるわけです。

特にさとり世代は「終身雇用が崩壊した」といわれる中で育っているので、「滅私奉公して会社に忠誠を誓う」という昭和型サラリーマンの感覚を持ち合わせていません。

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だからといって「最近の若い人は」と一括にせず、良好な関係を築くためにも、彼らの時代背景や価値観を理解することは大切だと思います。

僕が新人の頃(2007年)は、先輩や上司から「これやっておいて」と言われたら素直にやることが当たり前でした。

しかし、今の若い人たちには「なぜそれをやるのか?」という理由をしっかり伝える必要があります。

合理的な彼らに「会社の決まりだから黙ってやりなさい」というスタンスでは不満を募らせるだけでしょう。

彼らは説得しても動きません。「納得したら動く」のです。

納得してもらうには「なぜその仕事を依頼したのか?」「会社の飲み会をする意図」など、理由や背景をしっかり説明することで納得度は高まると思います。

納得度が低いままだと、コスパ意識が強いので「強制参加ですか?」「残業代は発生しますか?」と質問するわけです。

僕自身バスケ部出身で、バリバリの体育会系で過ごしてきたので、20代の若い人と会話をすると「草食系だなぁ」と色眼鏡でみることもありました。

しかし、今は自分の考えが浅かったと反省しています^^;

過去の話しではなく、未来の話しをする

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飲みの席では上司や先輩の話しを聞くことが多いですよね。
部下や後輩には、過去の経験を話すこともあるでしょう。

個人的には「過去よりも未来を話すこと」に比重を置くほうが良い気がします。

理由は3つ。


1.過去のやり方が、今では通用しないことがある

2.過去は変えられないが、未来は一緒に創ることができる

3.過去の話しより、未来の話しのほうがワクワクする


過去を振り返らないワケではありません。
過去から学べることもあれば、今でも役に立つこともあります。

ただ、30代以上の人が過去の話をすると「めっちゃ懐かしいなぁ!」「あんなこともあったよね〜」となりますが、20代の若い人は経験していないので、イメージが湧かないですよね。

適当に相づちを打ちながら、心のなかでは「つまんね・・・」と思っているかもしれないのです 笑

それは避けたいので『未来は7割、過去は3割』を意識して話すと良いかもしれませんね。

この辺のバランス感覚は難しいところですが^^;

今回の記事は20代の若い人について書きましたが、全ての20代に当てはまる内容ではありません。出世欲も金銭欲も高い人だっているでしょう。

ただ、相対的に少ないと考えています。

価値観の違いで困惑することもあると思いますが、「新しい発見もある」とプラスに捉えてみてはいかがでしょうか😊

まとめ

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1.彼らが育った時代背景、価値観を理解する

2.説得ではなく、納得して動く

3.過去よりも未来を話す

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最後まで読んでいただきありがとうございます!
次の記事でまた(^_^)/~

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