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戯曲「モノクロ同盟」/詩の書き方

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2019年1月の記事一覧

【詩の書き方 13】

【詩の書き方 13】

「月並み」とは
凡庸でつまらないことを意味する、
詩人にとって
最悪の評価のひとつですが
「月並俳句」
つまり「毎月開催の句会で発表されるような俳句」
ということで
正岡子規が伝統的な俳句への批判として言いはじめたのが
定着したのです。

【詩の書き方 12】

【詩の書き方 12】

私の好きなフレーズ③

「峯の雪が裂け/雪がなだれる/そのなだれに/熊が乗っている/あぐらをかき/安閑と/煙草をすうような格好で/そこに一匹の熊がいる」
(井伏鱒二『なだれ』)

【詩の書き方 11】

【詩の書き方 11】

私がボーカルを担当しているバンドの
ある曲で
最近やけに口ずさむフレーズがあります。
「かわいた風をからませ」(L’Arc〜en〜Ciel『HONEY』)と同じ「カ」の頭韻になっているのに気づきました。

【詩の書き方 10】

【詩の書き方 10】

「饅頭屋のおっさん」
「うどん」
「やばい状態するするすんすん」
などの語彙・表現を
歌詞に導入した町田康(町田町蔵)は偉大だと思います。

【詩の書き方 9】

【詩の書き方 9】

Fxxk(ing)に相当する単語を発見・発明すれば
日本語ロックはさらに進化すると思います。
万能性、伝統、意味内容などを考慮すると
私は「べらぼう(め)」が一番近いと思うのですが、どうでしょうか。

【詩の書き方 8】

【詩の書き方 8】

小田和正『言葉にできない』は
サビの「la la la…」で本当に「言葉にできない」ことを表現している名曲です。
さだまさし『北の国から』も、描写すべきなにも見えない広大な大地を表現していると聞いたことがあります。

【詩の書き方 7】

【詩の書き方 7】

格助詞「の」は
だいたいどんな名詞でも、意味を曖昧に圧縮してつなぐことができます。
俳句や短歌では便利だと思いますが、散文詩やタイトルなどで連発すると
多少安易な印象になってしまう気がします。

【詩の書き方 6】

【詩の書き方 6】

青木此君楼という人に

 かほ

こんな2文字の俳句があり、また

 いろ

という作品も残しています。
自由律俳句ですが、
これくらい自由でもいいのです。