母は強し!
最近雨が多くて晴れる日を今か今かと待ちわびている、小説家の川井利彦です。
今日は最近改めて、母親は強いなと思ったことをお話します。
先日妻が、娘を二人を連れて、アンパンマンミュージアムへ行きました。
それだけ聞くと普通のことなのですが、実は前日まで妻は、休日出勤を含め8連勤をしていました。
帰りも遅くなることが多く、お風呂に入らずソファで寝てしまうこともありました。
8連勤を乗り越えて、やっと迎えた休日。私はてっきりゆっくりするだろうなと思っていましたが、なんと妻から娘に「アンパンマンミュージアム行こうか」と提案をしたのです。
(えっ本気なの?)
正直耳を疑いました。娘からせがまれて、仕方なく行くならまだしも、自分から言い出すとは・・・。
しかも平日だったので、わざわざ幼稚園を休ませて、連れていくと言うのです。
当日も朝からテンションが高く、みんなでオシャレをして楽しそうでした。
私は仕事があったので行けませんでしたが、写メや動画を見せてもらうと娘はもちろん楽しそうなのですが、妻も子供達に負けず劣らずはしゃいでいました。
私がもし妻と同じ立場だったら、幼稚園に預けて休日はのんびり過ごしていたと思います。例え連れて行ったとしても、半分寝ぼけてテンションの低いつまらないおっさん化していたはずです。
そこで改めて、女性の強さと母性本能の尊さを想いました。
一生懸命働いてやっと迎えた休日。娘を預けて一人のんびり過ごしてもバチは当たりません。
それを娘のためにと、疲れた身体を奮い立たせる母親としての強さに脱帽しました。
男性は家族を大切にしていても、どこかで自分勝手なところがあり、こんなことはできない。
女性の強さ、母性の深さを感じ、これは社会活動にも活かすべきだと考えます。
世界、特に日本では、まだまだ女性は弱い立場、評価が低い傾向が根強く残っています。
しかし実はそんなことはない!
女性の方が男性よりも、勝っているところ、内に秘めた底力はものすごいと思います。
小説家として、何か貢献できることはないか。
そんなことをふと思った春の出来事でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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その油絵をきっかけに、蓮の人生とその周りにいた人々の人生が大きく狂っていく。人とは違う高みへ上り、そこから見える景色を渇望した男の、栄光と挫折と孤独。
長編小説なので、お時間のある時にお楽しみください。
宜しくお願いします。
それではまた次回の記事でお会いしましょう。
小説家の川井利彦でした。