アルバムのデジタル化をプロに依頼してみた【50代の写真整理3】
多くの人が悩んでいるだろう、懐かしい写真やアルバムの整理。
「かけがえのない大切な思い出。でも、置いておけないのも事実……」
思いきれない。それもまた大切な気持ちです。
解決のためにデジタル化することを考え、自分でスキャンすることを試みたものの、「これは時間がかかる!」と音をあげた私は、業者に依頼してみることにしました。
これまでの記事↓
写真をデジタル化できるお店は?
ざっくり調べた感じでは、以下のようなところで「アルバム・写真のデジタル化」サービスを行なっているようです。
1.大手カメラ・写真店チェーン
富士フイルム、カメラのキタムラ、ビックカメラ・ソフマップなど、誰もが知っている大手チェーンのお店で、写真関連サービスとしてデジタル化を行なっているところです。実店舗や窓口で相談しながら頼むこともできるし、WEBから注文できるところも多くあるようです。
スキャンした写真でフォトブックやグッズを作るなど、次にどうするかも同じところで相談したり頼んだりしやすいのがいいところです。
2.オンライン専門業者
インターネットを通じてサービスを提供する専門業者です。節目写真館、スマイル・シェアリング、メモリワンなどがあります。
自宅からオンラインで発注し、宅配便などでやりとりが完結することと、大手カメラ・写真店チェーンに比べると一般的に安価なのが特徴です。大量のアルバムや写真を依頼するときにメリットがあります。
3.地域の写真店・印刷店
地域の写真店や印刷店が、デジタル化サービスを提供している場合もあるようです。地域密着型で、きめ細かい対応が期待できそうです。
今回、「節目写真館」に依頼
デジタル化サービスを選ぶ際、最も重視するポイントは何でしょうか。価格、品質、それとも手軽さ?
私は、まず価格、次に品質で検討した結果、上記の中で、「2.オンライン専門業者」の「節目写真館」に、今回依頼してみることにしました。
オンライン専門業者なので、情報はまずWEBサイトがすべてです。かなりいろんな情報があるので、しっかり目を通しました。
1.シミュレーションしてみたところ、比較的安そうだったから
サイト内に、料金のシミュレーションがあります。これで計算してみたところ、確かに比較的料金が安く、たくさん頼むのならいいなと感じられました。
2.サービス内容が良さそうだったから
アルバムスキャンをしたら、以下の3つのスキャン画像を納品してもらえるとのこと。これがいいなと思いました。
アルバムのページ全体のスキャン画像
写真1点ずつのスキャン画像
写真をAIで自動的に補正した画像(オプション)
オプションも豊富で、上記の「節目AI補正」に加え、フォルダ分け、インデックスデータ、かんたんスマホ閲覧ほか、どれもあったら便利そうなというものばかりでした。
品質についても、サイトにある内容からは良さそうに感じられました。
3.仕組みがしっかりしてそうだったから
全国カメラ店チェーン「カメラのナニワ」が運営し、サイトを見ると地元の大阪とベトナムに、スキャンセンターがあり、手作業でスキャン作業が行われるとあります。
国内の大阪でスキャンする「お急ぎプラン」は早くて高く、海外のベトナムでスキャンする「節目プラン」は時間がかかって安いと、理由もわかりやすいと感じました。
4.サイトの情報に好感が持てたから
単にデジタル化やアルバムの片付けが目的ではなく、「写真を家族みんなで見やすく共有して、会話を増やす」という、デジタル化してでも写真を残すからこそのメリットを、イメージさせてくれるところに好感を持ちました。
こうしたサービスは、どうしても「安い」「早い」といった話になりがちですが、それ以外の情報があり、「写真」というものへの思いを大事にしてくれるサービスだな、と感じられました。
5.価格が高くはないと思ったから
一度利用してみたいなと思いつつ、やはり迷っていたのは、たぶん、数万円の出費になりそうだったこと。
でも、自分でスキャンと補正をやってみた結果、時間と手間を考えると、「アルバム1冊で、ページと個別のスキャン画像をまとめてもらえて、このお値段は高くない」と思うようになりました。
6.キャンペーン中だったから
いよいよ「なんとかせねば」と思ったタイミングでWEBサイトを見たら、初めて利用の方限定で、30%OFFキャンペーンをやっていたので、「一度やってみよう」と踏み切りました。
申込み〜アルバムを箱に詰めて発送するまで
ここからは、「節目写真館に、アルバムスキャンを実際に頼んでみた」話を、他の方の参考になるよう書いてみます。
お金を払って依頼することにしてホッとしたのですが、アルバムを発送するのにも準備が要りました。
まずは、WEBから申し込みする
WEBから「お申込」をします。
申込後、2か月以内に原本(アルバム・写真)を送ればいいので、申込だけ先に済ませれば、ゆっくり作業することもできます。
原本発送準備1:わからないことがあれば電話で問い合わせ
「あとは送るだけ」と思っていましたが、実際に送るものを作り始めると、いろいろ迷うことも出てきました。
何か迷うことがあれば発送を急がずに、電話で不明点を確認するのをおすすめします。電話での問合せは平日のみなので、土日祝日に発送作業をする場合、わからないことがあれば発送を1週間延ばすぐらいの余裕を見ると、スムーズです。
原本発送準備2:アルバムを1冊ずつ袋に詰めてナンバリング
私は6冊のアルバムを送ったので、それぞれに番号をつけて、希望のフォルダ名をメモしました。
6冊のアルバムの内容を確かめて、念のため写真の枚数も数えて。その上で、どの順番でフォルダ名をつけてもらうか、フォルダ名は何にすればわかりやすいかを、考えて決めるのにも、それなりに時間がかかりました。
付箋に書いてアルバムに貼るのはNGです。そのまま剥がさずにスキャンされてしまいます。
アルバムを、家庭用のゴミ袋など大きい袋に1冊ずつ入れて、付箋やメモは袋の外側につけるようにしましょう。
原本発送準備3:箱に詰める
アルバムを元々詰めていた段ボール箱があったので、そのまま詰め物をして発送しました。
後で反省したのですが、もし水濡れなどがあったら危なかったので、その意味でも、1冊ずつ大きなポリ袋などに入れるのは必要でした。
見積もりを承認して支払い
原本到着後、内容を確認したうえで、見積もりが送られてくるので、不明点があれば確認します。
承認したら、入金します。
あとは、納品と原本の返送を待つだけ
ここまできたらようやく、あとはデジタルデータの納品と、原本(アルバム・写真)の返送を待つだけになりました。
見積もり承認後、納品までは、「お急ぎプラン」でも1.5カ月かかります。
余裕をもって申込み・原本発送することが必要です。
さて、どんなふうに上がってきたか? 続きはまた別の記事でお伝えします!
アナログ写真の整理は、業者に頼むと決めてからも、準備が必要でした。
でもその中で、「このアルバム、この写真はとっておきたい、後からまた見たい」と確認する作業でもありました。
みなさんは今後、どのように写真やアルバムを管理していきたいと考えていますか? 一緒に考えてみてもらえたらうれしいです。