2024年 11月1日 金曜日 徒然日記 第二弾、ドン・キホーテ…完全なる権限委譲

皆さん、おはようございます。徒然日記のお時間です。今日も丁寧に綴っていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

今日は晴れるところが多いみたいですね。11月が始まりました、今年も残すところ2ヵ月…早いものです。

さて、今日は昨日、先週に引き続き、カンブリア宮殿を見たんでその時のことを綴ろうと思います。

取り上げたのは先週の続きで、激安の殿堂、ドン・キホーテ。
先週は顧客最優先主義、今回は完全なる権限委譲…店員に全ての権限を任せるといったものでした。

例えば、コスメの店舗の売り場では、商品の発注をなんとアルバイトに任せてしまう、といったものです。
数前万円の商談もアルバイトに任せ、人気商品のTシャツのパーカーなどの仕入れの商談を他の会社と行ってしまうという、大胆な行動をとっていました。

他にもお菓子売り場では、独自の判断で大量に仕入れた商品を、上司の判断も得ず値段を下げて、売り出していました。
「これだけ自由にやらせてもらえる会社は他にはない」と店員もやりがいを感じ、モチベーションを上げていました。

そうやって店舗ごとに競争をさせて、売り上げの底上げを図るといった目的もあるようです。

また権限委譲により、各店舗ごとに特色が出て、個性的な店舗が出来上がるという結果ももたらしています。個人店のような店づくりが、会社を育てていくという事になるようです。
更にはアルバイトでも結果を出せば、給料が上がるというモチベーションアップを行っています。

権限委譲は、絶対的な信頼と信用を店員に任せなくてはいけません。
売り上げが下がったら、それをどうすれば改善されるのか、その人自身が考える、と言った自主性も育てられます。

上司はどんなに正しいと思ったことでも、口出しはしてはいけないそうです。
村上龍曰く「あたり前のこと、でもそれが難しい」とのことでした。

そう、あたり前のことなんですよね。難しいけれど、それが個性の尊重であり、社員を大切にするという事につながるんですよね…

そんな会社だから、アルバイトから社員になる人も多いそうです。
何でも好きにやらせてもらえる、それは魅力のある立場だと店員は言っていました。
昇格する人も多ければ降格する人も多いそうですが、昇格と降格を繰り返した人の方が偉くなれる、とも言われているそうです。

海外進出も根付かせようとしており、グアムにも出店しています。そこでは外国人が大量に日本製の物を買っていました。日本の商品は美味くてモノがいいと言っていました。
最終的な目標は総売り上げの2兆円の半分、1兆円を目指しているとのことです。それくらいクレイジーな目標を立てなくては成長は望めないとのことでした。
そして、そういうクレイジーな夢を次の世代の人たちが持つ、そうすれば1兆円は遠い話ではなく可能だと思う、と社長は言っていました。

最後に村上龍が編集後記として、

20年くらい前、渋谷にいた時、夕立がきた。ドンキの店頭にビニール傘が100円で売っていたのですぐ買った。
夕立が来たのとビニール傘はほぼ同時だった。誰が用意したのだろう。
現場に大胆な権限委譲を図ってのことだ。
店のバイトがビニール傘を用意し、100円という値段を決めた。
このエピソードはドンキの全てを象徴している。
売上高は2兆円。その全ての努力は、バイトが用意したビニール傘が担っている…

と残していました。

ドン・キホーテの魅力が存分につまった番組でした。
完全なる権限委譲…言うは易く行うは難し、といった部分もあるでしょう。でもそこに挑戦しなくては、ただ惰性だけの仕事が続いてしまいます…
現代社会に一石を投じている部分もあるなぁ、何て事を思う今日この頃でした…

追伸
今日の一曲…UVERworld 一石を投じる Tokyo midnight sun




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