ベロはどこにいった?
こんばんわ。
先日、お客様と「舌」の話になったので、今日は舌のポジションについてお話していきたいと思います。
理想的な舌の位置とは?
最近では、日頃の「姿勢」を気にする方は増えてきましたが、日頃の「舌」の位置を気にする方は、ほとんどいませんよね。
口を閉じている時にご自身の「舌」がどこにあるのか、意識したことはありますか?
じつは姿勢を整えたり、猫背を改善する上で、舌が正しい位置にあることは、とても重要なんです。
舌の位置をチェック
まずは、ご自身の舌が正しい位置にあるのかをチェックしてみましょう。
自分の舌に意識を向けて頂いた時に、舌の位置はどうなっていましたか?
1,舌の先端が上の前歯を押している
2,舌の先端がどこに触れていない
3、舌の先端が下の前歯についている
1~3はどれも理想のポジションではなく、理想の舌の位置は、以下の写真の様に、前歯の少し手前の上顎に舌が付いている状態です。
そして、一点だけで触れている訳ではなく、全体的に上顎に付いていることが大切で、上顎に付いていないと「低位舌」と言って、舌が落ちてしまっている状態です。
舌が落ちていると、気道が圧迫されて狭くなるため、気道を広げようとしてアゴが上がった姿勢になりやすくなるので、まっすぐ前を見るために背中を丸めてバランスを取ろうとします。
それによって猫背になりやすいだけではなく、空気の通り道である気道が狭くなり、口呼吸になりやすいんですね。
鼻呼吸と違って口呼吸だと、鼻毛などが無い為、異物の除去が出来なかったり、乾いた冷たい空気がそのまま流れ込んできてしまいます。
そうすると、口の中が渇いて歯周病を起こしやすかったり、免疫力の低下にも繋がります。
猫背を改善する為にも、健康を保つ為にも、舌が本来のポジションにあるというのは、様々な観点からとても大切なんですね!