子どもに対する大人の態度がためされている映画「カモンカモン」
『星の子ども』クレア・A・ニヴォラより
僕には今、4歳と1歳の娘がいる。
彼女たちは、生まれてから日々、やったこともないことが出来るようになったり、想像もしなかった現実を受け入れたりしながら成長している。と同時に、僕たち大人たちや、たまたま先に生まれた人たちが作り上げたルールや理屈とたたかっている。
この奇妙な世界で生きていくために必要なことなのかもしれないが、生まれてきた目的は、立派な大人になるため?健康で長生きするため?
先のことなどまったく考えず、今を楽しもうと生きる子どもたちと接していると、日々考えさせられる。
この映画『カモンカモン』では、子どもに対する大人の態度がためされている。
と同時に、子どもたちから大人へのやさしくて力強いメッセージが散りばめられている。
「自分の態度を変えてほしい」
「多様な価値観を受け入れてほしい」
「未来のことは誰にも分からない」
「希望はある」
「前に進むしかない」
子どもに対する自分の態度を変えることは、自分を許し、癒すこと。そして、子どもの頃に持っていた「生まれてきた目的」を思い出す作業なのかもしれないと思わせてくれる良い映画だった。
『星の子ども』読み聞かせシーン
ホアキン・フェニックスが台本なしで子どもにインタビュー
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