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意外と知らない!その8:なぜ鼻血が出るのか。そのメカニズムと対策

先日、久し振りに鼻血を出してしまいました。
特に何かをしたり、ぶつかったりした訳ではないのですが、
突然、鼻から血が出てしまい驚きました。

そこで今回は、鼻血のメカニズムについての記事です。


鼻血はなぜ出るのか

まず鼻血の主な原因について調べてみました。
すると鼻の入口付近にある「キーゼルバッハ部位」という箇所からの出血が、鼻血の7~8割を占めるそうです。

日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会ホームページより引用

ここは血管が集中している為、外傷や鼻炎での出血も多いようです。
その他の原因として「高血圧」「糖尿病」「薬の影響」なども挙げられます。

季節の影響

調べていて意外だったのは「冬は鼻血が出やすい」という事です。
冬は乾燥している為、鼻の粘膜も乾き易く傷つきやすくなります。
また部屋の中と外での温度差がある為、自律神経が乱れ、血管がもろくなります。
更に鼻水は肺に入る空気を温める為に出るので、鼻水の量が増えるのは自然な事ですが、鼻をかむ回数が増えて出血しやすくなります。

冬場は鼻をかむのも、気を付ける必要があります。

鼻血の止め方

一番意外だったのは、この止め方でした。
「上を向いてはいけない」のです。

上を向くと、のどの方に血が流れて止まりにくくなります。また、のどに流れた血が固まり、血栓となって窒息したり、飲み込んでしまうと気持ちが悪くなって嘔吐(おうと)したりします。

日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会ホームページより引用

幼い時に「鼻の頭を押さえて上を向く」というのが鼻血の止め方でした。
これは完全に誤った民間療法だったのです。

鼻血が出た時はまず落ち着き、椅子に座って下を向くのが正解です。

椅子などに座り、小鼻の軟らかいところを指でつまんで床や地面を見るようにし、その体勢のまま5~10分ほど安静にします。

日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会ホームページより引用

この時にティッシュペーパーや綿棒を鼻に詰めるのも、鼻の内部を傷つける恐れがある為、避けた方が良いです。
出てきた鼻血をティッシュペーパーで拭き取りながら、静かに鼻血が止まるのを待ちましょう。
またのどに流れてきた血は、口から吐き出す様にしてください。

まとめ

今回、久し振りに出た鼻血から沢山の事を学べました。
原因についてもここで書いた内容以外のモノもあり、また症状によっては
医療機関にすぐに行った方が良い場合もあります。
たかが鼻血、されど鼻血。

皆様も正しい知識を得る事で、大事になる事なく対処ができます。
ぜひ一度、こちらのサイトもご一読下さい。

ではでは☆

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