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レコーディング日記㉕現場で学んだ、事前準備の大切さに加えるもう一つの視点とは

6月は梅雨入りしたといっても、雨が降る日が少なく夏日が多い印象です。
今回はリピートで依頼を頂いている「MONOLITH」イベントでの音響記事です。

毎回200名を超える参加者がいるイベントで、今回も大成功に終わりました。
今回は「本番前後」にフォーカスした記事になります。

初めての会場

今回は初めて「グレースバリ 銀座店」様をお借りしました。

B3Fの「グランデ」での開催でしたが、とても綺麗で天井も高く、照明も充実しているので気持ちの良いステージが演出できる会場でした。

下見にて

初めての機材

今回、MONOLITHでは初のデジタルミキサーを使用しました。

MIDAS M32

「MIDAS(マイダス)」というメーカーの「M32」という機種です。

アナログミキサーに比べ、機能性が格段に高いデジタルミキサーですが、その分、扱う為の理解力が必要になります。

しかしこちらの会場のミキサーは、構成がシンプルになっているのでとても分かりやすく、快適に使わせて頂く事が出来ました。

事前準備の大切さ

とはいえ、イベント当日に初見で扱うのは豪胆過ぎるので、2回ほど下見に行かせて頂きました。
会場には専属の技術担当者が常駐はされていない為、イベント当日はこちらで全て設定する必要がありました。
そこで下見の際に、ミキサーの画面や機材の接続を確認させて頂き、オフィスで構成作りを始めました。

最初は設定や仕組みで理解できない点もあり、メーカーサポートに問い合わせをしていました。
「当日、扱えるのか?」と不安がよぎる時もありましたが、「これは私自身が勉強できるチャンスだ」と捉え、シュミレーションをし構成を組みながら、疑問点は下見で確認しました。

さらに、機材マニュアルとミキサー画面や機材写真を見比べながら、当日の設定手順もシュミレーションしていきました。

実際には当日に構成を変更する必要がありましたが、事前に手順やマニュアルの確認を行っていたので、臨機応変に対応する事が出来ました。

「こうだろう」という想像の部分をどれだけ無くし、「こうなっている」と明確に説明できる部分を多くできるかが、本当に大切なポイントだと体感しました。

あらゆる面に配慮をするという事

以前の記事で、「プロとしてのスタンス」に触れました。

以前の記事ではゲストや演者との関わりを学びましたが、
今回は更に「一緒に動くスタッフ」へも、配慮が必要だという事でした。

私自身が「これならできるだろう」と思っていても、他の方が同じとは限りません。
自分には認識できていない落とし穴があったりします。
だからこそ、「仕事がしやすい環境を整える」という配慮と、「何かやりにくい点があれば、すぐに言える」という関係構築が大切だと学びました。

イベントを行う為の構成は考えましたが、各ポジションのスタッフが動きやすいかという点は、正直、考慮していませんでした。

あらゆる面に配慮する事。

この大きな学びをイベントだけに留まらず、あらゆる場面で活かしていきます。

ではでは☆

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