前鋸筋・外腹斜筋と菱形筋との関わり
こんばんは。お仕事お疲れ様です。
前鋸筋の解説読んで癒されてください。
付着位置
起始
第1-第8肋骨前面
停止
肩甲骨内側縁
肩甲骨内側縁とは肩甲骨と肋骨の間に存在し、身体を正面から見た際の肩甲骨の内側の縁を指します。
身体の中心に近い縁ってことです。
背中側から見た際、見えないってことです。
作用
上部繊維と下部繊維に区別されていることが多いです。
第1-第2肋骨までを上部繊維、それ以下を下部繊維と分けています。
肩甲骨の下方回旋(上部繊維、)肩甲骨の上方回旋(下部繊維)、肩関節外転位にて安定化、胸郭の挙上
が挙げられます。
上部繊維は下方回旋作用を持ちますが、筋のサイズから考えても上方回旋作用が強い為、上方回旋のみ覚えて頂ければよいです。
小胸筋が持つ肩甲骨下方回旋作用と前鋸筋の上方回旋作用が相殺し、2筋が働くことで肩甲骨外転位にて安定化に働きます。
外腹斜筋と菱形筋との関係性
外腹斜筋が機能不全、または筋力低下すると姿勢は猫背や円背の様な姿勢になります。
ぐちゃって潰れちゃっている姿勢ですね。力んでいるわけではなく、撓んでいる状態です。
猫背や円背は従重力姿勢ですので。
猫背や円背姿勢は肩甲骨が外転し、外に引き離れた姿勢ですので前鋸筋も撓んで機能不全を起こします。
このままでは前に倒れそうな姿勢になりますよね。誰かによって支えられる必要が有ります。
それが菱形筋です。
菱形筋の作用は肩甲骨内転、下方回旋になります。
下方回旋作用を持つ筋が過緊張を起こすことで、腕は上がらなくなります。
肩甲上腕リズムが使えませんので。
肩関節外転・屈曲どちらも上方回旋動作が必要ですよね。
外腹斜筋が機能不全になるのでコアも使えないですし。
そもそも肩関節屈曲90°以降では肩甲骨の外転、上方回旋が必要になります。
これって正に前鋸筋の作用ですよね。
背泳ぎの動作をイメージしてもらえると分かり易いと思います。
肩甲骨寄せて胸張って、動作しないですよね。
おわり。
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