広背筋と肩関節可動域
こんにちは。題名の通りです。
ではさっそく。
肩甲骨下角
肩甲骨下角とは一番下の部分を指します。尖っている部分です。
広背筋が肩甲骨下角に触れている人と、触れていない人がいるという解説は、前回記事に記載の通りです。
未読の方はこちらから。
肩甲骨下角に触れている場合、広背筋のコンディションが肩甲骨の可動性に関与している事になります。
肩甲上腕リズム
肩関節を外転、もしくは屈曲する際は上腕骨(肩甲上腕関節)のみの動きではなく、肩甲骨も共同し腕を上げる動作を行います。
これを肩甲上腕リズムと言います。
肩甲骨と肩甲上腕関節は1:2の割合で動くことから
腕を下垂位からバンザイ、すなわち肩関節を180°外転する際は
肩甲骨60°、肩甲上腕関節120°動くことになります。
肩甲骨60°移動の内訳に関しては
肩鎖関節20-30° (肩甲骨と鎖骨が成す関節)
胸鎖関節30-40° (胸骨と鎖骨が成す関節)
加えて胸鎖関節が早い段階で働き、最終可動域180°付近で肩鎖関節が働きま
す。
また、屈曲動作よりも外転動作の方が早い段階で肩甲骨は動き始めます。
外転動作は初期段階で肩甲骨が働き、屈曲動作時は90°辺りから肩甲骨は動き始めます。
鎖骨も肩関節可動域において重要な役割を果たします。
鎖骨に関してはまた別の機会で。
肩関節可動域において肩甲骨は非常に重要な役割を持ち、肩甲骨の可動性に関与する広背筋のコンディションは非常に大切ということが分かります。
他にも沢山大切な事はありますけどね。今回はあくまで広背筋と肩甲骨ベースでのお話です。
日頃のコンディショニングが大切ですね。
ウォーミングアップなしのトレーニングはお勧めしません。
整えた上で鍛える、を意識しましょう。
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