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マググリップのメリットデメリット
おはよう御座います。トレーナーの小林です。
本日は"マググリップのメリット・デメリット"を記事にしたいと思います。
※様々な種類が有り、それぞれ特色が有りますが今回は共通しているメリット・デメリットについてご紹介しています。
メリット①手首が自然と掌屈する
マググリップは握る箇所に傾斜が付いており、自然と手首が掌屈する形状をしています。
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初心者様によくあるエラーとして手首が背屈(上記画像と反対方向に手首が曲がる)した状態で動作を行う事が挙げられます。
背屈状態で動作を行うと、肩関節よりも肘が優位に動き、上腕二頭筋等で動作を行い、背中に負荷が乗り辛くなります。
手首を自然と掌屈出来ることがメリットの一つなります。
メリット②サムレスグリップになる
サムレスグリップとは親指を巻き込まず、外した状態で握る状態の事を言います。
これもまた初心者様によく見られるエラーとして、通常のラットプルダウンの様に親指を握り込む事で、※"橈骨神経"優位で動作を行う事になり、肩が落ちにくく、これもまた背中に負荷が乗り辛くなります。
※上腕二頭筋等の支配神経
上記2点がマググリップのメリットと考えます。
続いてデメリットを見ていきましょう。
デメリット①パワーグリップ等が使えない
パワーグリップが使えない事で
1.負荷を上げ辛い
2.握力の限界が背中の限界よりも先に来る
上記二点が考えられます。筋肥大には欠かせない負荷を上げづらい事がマググリップのデメリットの一つです。
デメリット②親指を巻き込めない
ん?さっきはメリットじゃなかったっけ?
そうです。確かに"初心者"にはメリットとなりますが、親指が巻き込まない事で収縮感が弱くなります。
ある程度動作をマスターした中〜上級者にとっては親指を巻き込めない(サムレスグリップ)がデメリットとなり得ます。
ざっくりとした内容になりましたが以上がマググリップのメリット・デメリットの説明になります。
肩甲骨の下制等の動作を習得する一つの手段として用いる事は凄く有効だと思います。
ご自身のトレーニングレベル、熟練度に合わせて取捨選択して頂くとベストですね!
ではまた!