腹斜筋・肋骨と呼吸とややウエストともしかしたら足の長さ
ボーリングの玉投げ終わった後なんかちょっと気まずい。
小林です。
あの瞬間の正解って何でしょうね。
ストライクならまだしも、大抵二回投げる事になりますからね。
二回困るわけです。
腹斜筋についてです。内と外で分類され、それぞれ内腹斜筋・外腹斜筋と呼びます。
付着位置
起始
内腹斜筋:腸骨稜中間線、鼠経靭帯外側2/3、ASIS、胸腰筋膜
外腹斜筋:第5-第12肋骨外面
停止
内腹斜筋:第10-第12肋骨下縁、白線
外腹斜筋:恥骨外唇、腹直筋鞘前葉、鼠経靭帯
です。内腹斜筋と言う位ですから内側に付着しています。
内腹斜筋は下から上方向に付着し、外腹斜筋は上から下方向へ付着しています。
作用
胸・腰椎の屈曲、胸・腰椎の側屈、胸・腰椎の回旋
回旋作用が少しややこしいです。
内腹斜筋が働いた際は同側へ回旋し、外腹斜筋が働くと反対側へ回旋します。
右回旋時は右内腹斜・左外腹斜が働き
左回旋時は左内腹斜・右外腹斜が働きます。
肋骨との関係
特に内腹斜筋の機能低下が見られると肋骨は挙上・外旋しリブフレアのような状態になります。
リブフレア状態では横隔膜の収縮を促せず、腹圧を高める事が不可能になります。空気が前側に漏れますし。
腹圧を高める為には胸郭体と骨盤体が向き合っている必要が有りますので。
腹圧が高まらないという事は腰椎周辺のスタビリティも失われます。
慢性的な腰痛を引き起こしそうですね。
リブフレア状態では横隔膜の収縮を行えませんが、間接的に自律神経の乱れにも繋がると考えられます。
横隔膜の支配神経は迷走神経ですからね。
腹圧や腹式呼吸の詳細は上記をチェック。
リブフレア状態ではウエストも太く見えるでしょうし。
筋連結
外腹斜筋は前鋸筋や菱形筋との連結を持ちます。
内腹斜筋は長内転筋や後脛骨筋、拇趾内転筋と足の内側ラインに繋がりを持ちます。
この事から、腹筋群のトレーニングを行う際は内ももにボールを挟み、内転筋群の筋発揮を同時に行うとより、効果的かもしれません。
足の長さ
うつ伏せで足を伸ばし切った際、短い側の足を短下肢と言います。
右足が短い場合は右短下肢と言います。
片側の腹斜筋群が短縮位や、緩むことで足の長さに影響を及ぼす可能性があります。
右短下肢の場合は右側の腹斜筋群を伸張させると良いと思います。
脚の長さには様々な可能性がありますので、あくまで可能性の一つです。
おわり。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?