雨とモノクローム LUMIX S5
雨
恵の雨か、憂鬱な雨か。
私にとっては憂鬱な雨。
だが雨に濡れる事でアスファルトや植物の質感が変わりモノクロが映えるようになるし、適度なコントラストが生まれるので曇りの日よりも撮りやすくなる。雨は憂鬱だが、雨の日の写真は好きだ。
ここ最近は休みの日に外に出る気力がないので、かなり前の写真だが雨の日に出歩いた時の写真を。
カメラはLUMIX S5にレンズをSIGMA 35mm F2 DG DN contemporaryとSIGMA 85mm F1.4 DG DN Artの2本。SIGMA 24-70mm F2.8も持っていたが、結局使わなかった。
LUMIX S5と85mm Artは防塵防滴なので雨でも安心。35mmは簡易防塵防滴だが気にせず使う。
SIGMA 35mm F2自体は割とカラッとした描写だと感じる。LUMIXのLモノクロームとの相性はよく、組み合わせる事でちょっと粘りのある描写になる。
SIGMA 85mmは非常にお気に入りのレンズ。
フジフイルムを使っていた時もSIGMA 56mmがお気に入りだったので、85mmの画角が好きなのかもしれない。だがこちらは実焦点距離が85mmなので圧縮感もありこれまでとは感覚が違う。
単純に、ArtレンズはSIGMAの方が「光学性能一点突破」と言うだけあって写りが良い。Contemporaryレンズも「Artラインに負けない」とは言うものの、同時に使っているとArtの方がやっぱ良いなとなる。
その分サイズや重量が増えるので、何を優先するかにもよる。
フルサイズ故の懐の深さのようなものはフジフイルムとの違いとしてやはり感じる。単純な話で、同じ2400万画素だとしても1画素の面積が広い方が光を多く取り込めるからだ。おまけにLUMIX S5のセンサーは位相差画素が組み込まれていないので画素欠陥がないことになる。AFを多少犠牲にする事にはなっているが、画質を優先してくれているのも嬉しい。