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【課題解決】中小製造業の技術経営 コア技術を核とした市場開拓

中小製造業の商品開発を伴走・支援 TECH-TOSHIです。

今回は、「中小製造業の技術経営」から、『コア技術を核とした市場開拓』について、ご紹介します。


1.ポイント

内容は、

中小製造業が属する産業における、位置どり戦略が重要

でした。

コア技術と市場ニーズの重要性の比較となるとコア技術を重視する中小製造業が多い。

コア技術戦略で技術側面に偏りすぎると市場や顧客ニーズを見失いやすい。
よって、コア技術を市場へ上手にマッチングさせる必要がある。

コア技術を市場開拓へ繋げるためには、市場と競合側面の両方に関わる『中小製造業の属する産業における、位置どり戦略』が重要。

しかしながら、米国や中国が得意とするモジュラー型のモノづくりの進展により、技術や顧客の複雑性や不確実性の増大などの環境の急激な変化とともに、日本の得意とするインテグラル型のモノづくりが弱体化してきた。

出所)鈴木、『中小製造業の技術経営』、P273-275、同友館

2.気づき

 気づいたことは、

位置どり戦略とは自社の属する産業における自社のポジショニングのこと』 

です。

3.競争要因から

 鈴木は、
「コア技術を市場へ上手にマッチングさせる必要がある。」 
と、述べています。

よって、「コア技術をマッチングさせるためには、時には、現状の自社のポジションを変えることも必要」 ということです。

つまり、ビジネスモデルに関わってくることともなりますので、
解決策としてはビジネスモデルの見直し検討も必要のようです。

4.その後

 また、鈴木は、『日本の得意とするインテグラル型のモノづくりが弱体化してきた。』と述べています。

どうやら、従来のコア技術のみを頼りにしたインテグラル型のモノ作りによる製品は、市場に受け入れられなくなったようです。

よって、中小製造業も自ら市場ニーズを把握し、自社のコア技術が活用できるポジションへ移る、すなわちビジネスモデルの、少なくとも一部の変更が必要となります。

今回は、「中小製造業の技術経営」から、『コア技術を核とした市場開拓』について、TECH-TOSHIよりご紹介しました。 

尚、その他にも、この分野においての実践的なノウハウを投稿しています。


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