中小製造業向け 商品開発アドバイザー

製造業、IoT・DXベンダーでの新商品開発30年以上の経験を活かし、「新商品開発・新規…

中小製造業向け 商品開発アドバイザー

製造業、IoT・DXベンダーでの新商品開発30年以上の経験を活かし、「新商品開発・新規事業構築サービス」を提供しています。アドバイザーとして中小製造業を伴走・支援します。岐阜市在住。 https://tn-ylbg.jimdofree.com/

最近の記事

【課題解決】中小製造業の技術経営 モジュラー型産業 工作機械

中小製造業の商品開発を伴走・支援 TECH-TOSHIです。 今回は、「中小製造業の技術経営」から、『モジュラー型産業 工作機械』について、ご紹介します。 1.ポイント内容は、 『カスタマイズやアフターサービスの良さが中小製造業への顧客からの評価』 でした。 <モジュラー型産業 工作機械> ①アーキテクチャが、汎用品は組み合わせ型で顧客要望に合わせカスタマイズし、専用機は顧客との擦り合わせ型 ②国内市場(受注額)は、景気動向による顧客企業の設備投資動向に伴う変動が大

    • 【課題解決】中小製造業の技術経営 モジュラー型産業 電機・光学

      中小製造業の商品開発を伴走・支援 TECH-TOSHIです。 今回は、「中小製造業の技術経営」から、『モジュラー型産業 電機・光学』について、ご紹介します。 1.ポイント内容は、 『海外へ生産拠点を移転し、超大量生産を高精度で行う管理能力を習得できるかどうか』 でした。 <モジュラー型産業 電機・光学> ①アーキテクチャが組み合わせ型 ②国内市場が大企業の生産拠点の2000年以降加速により国内市場は急速に縮小 ③中小企業への評価基準は、海外における大量生産を低コスト

      • 【課題解決】中小製造業の技術経営 顧客発の技術革新の増大

        中小製造業の商品開発を伴走・支援 TECH-TOSHIです。 今回は、「中小製造業の技術経営」から、『顧客発の技術革新の増大』について、ご紹介します。 1.ポイント内容は、 『モジュラー型産業の中で、特に顧客発の技術革新は加速し易い』 でした。  顧客発イノベーションの、主な論者のヒッペルは主張する。  ユーザー中心のイノベーション・システムは、メーカー主体のイノベーション・システムに対して、大きな優位性を持っている。ユーザーは、機能面での新しさを持ったイノベーシ

        • 【課題解決】中小製造業の技術経営 モジュラー型産業の特徴③

          中小製造業の商品開発を伴走・支援 TECH-TOSHIです。 今回は、「中小製造業の技術経営」から、『モジュラー型産業の特徴③』について、ご紹介します。 1.ポイント内容は、 『モジュラー型産業の中小製造業はポジショニングのあり方が難しい』 でした。  モジュラー型とインテグラル型の分業は、外注比率が高いという面では共通しているが、その中身は異なる。  モジュラー型の分業の利益は、①柔軟な生産、②低コストの実現、③イノベーションの急速な進展 である。  サプライ

        【課題解決】中小製造業の技術経営 モジュラー型産業 工作機械

          【課題解決】中小製造業の技術経営 モジュラー型産業の特徴②

          中小製造業の商品開発を伴走・支援 TECH-TOSHIです。 今回は、「中小製造業の技術経営」から、『モジュラー型産業の特徴②』について、ご紹介します。 1.ポイント内容は、 『モジュラー型モノ作りの最大の強みは、分業の利益』 でした。 日本の電機産業が、劣勢なのは、「垂直統合のしすぎや技術の自前主義の過大さ」 がよく指摘される。 日本の自動車産業が、インテグラル型製品で1980年代にアメリカのビッグ3を凌駕したのは、アメリカの垂直統合型に比べサプライヤー・システ

          【課題解決】中小製造業の技術経営 モジュラー型産業の特徴②

          【課題解決】中小製造業の技術経営 モジュラー型産業の特徴①

          中小製造業の商品開発を伴走・支援 TECH-TOSHIです。 今回は、「中小製造業の技術経営」から、『モジュラー型産業の特徴①』について、ご紹介します。 1.ポイント内容は、 『企業の競争関係が垂直統合同士からエコシステム間へ変化』 でした。  イアンシティ&レビーン(2004)やティース(2007)は、現在の企業の競争関係が、個別企業間の競争からエコシステム(ビジネス生態系)間の競争に変化してきていると主張。  従来の資源ベースの戦略論が静態的であると批判し、進

          【課題解決】中小製造業の技術経営 モジュラー型産業の特徴①

          【課題解決】中小製造業の技術経営 コア技術を市場開拓に繋げる方法

          中小製造業の商品開発を伴走・支援 TECH-TOSHIです。 今回は、「中小製造業の技術経営」から、『コア技術を市場開拓に繋げる方法』について、ご紹介します。 1.ポイント内容は、 『最終製品がインテグラル型かモジュラー型かによって、自社の取るべきポジショニングが異なる』 でした。 コア技術を市場開拓に繋げるのに、最も重要なことは、『産業のアーキテクチャの位置取り戦略』である。 中小製造業は、下請型の部品の製造・加工であれ、より自律的な生産財の自社製品・機能部品の

          【課題解決】中小製造業の技術経営 コア技術を市場開拓に繋げる方法

          【課題解決】中小製造業の技術経営 コア技術を核とした市場開拓

          中小製造業の商品開発を伴走・支援 TECH-TOSHIです。 今回は、「中小製造業の技術経営」から、『コア技術を核とした市場開拓』について、ご紹介します。 1.ポイント内容は、 『中小製造業が属する産業における、位置どり戦略が重要』 でした。 コア技術と市場ニーズの重要性の比較となるとコア技術を重視する中小製造業が多い。 コア技術戦略で技術側面に偏りすぎると市場や顧客ニーズを見失いやすい。 よって、コア技術を市場へ上手にマッチングさせる必要がある。 コア技術を市

          【課題解決】中小製造業の技術経営 コア技術を核とした市場開拓

          【課題解決】中小製造業の技術経営 擦り合わせによるモノづくりが競争要因 2000年〜現在 

          中小製造業の商品開発を伴走・支援 TECH-TOSHIです。 今回は、「中小製造業の技術経営」から、『擦り合わせによるモノづくりが競争要因 2000年〜現在』について、ご紹介します。 1.ポイント内容は、 『擦り合わせによるチームワーク型の強い現場力を中心としたモノづくり が競争要因』 でした。 <2000年〜現在> 2000年代以降のデジタル化・エレクトロニクス化の中でも、現在における技術面で最も留意しなければならない動きは、 ①付加製造技術と言われる3Dプリ

          【課題解決】中小製造業の技術経営 擦り合わせによるモノづくりが競争要因 2000年〜現在 

          【課題解決】中小製造業の技術経営 ME機器を使いこなす技術が競争要因 1990〜2000年 

          中小製造業の商品開発を伴走・支援 TECH-TOSHIです。 今回は、「中小製造業の技術経営」から、『ME機器を使いこなす技術が競争要因 1990〜2000年』について、ご紹介します。 1.ポイント内容は、 『導入した設備をいかに使いこなせるか が競争要因』 でした。 1990〜2000年 バブル崩壊後 1980年代後半以降、ME機器単独ではなく製造ラインや製品グループや工場単位の統合化された自動化が進み、さらに高速化・高度化したME機器、3次元CAD・CAM等の

          【課題解決】中小製造業の技術経営 ME機器を使いこなす技術が競争要因 1990〜2000年 

          【課題解決】中小製造業の技術経営 新技術への対応が競争要因 1980〜1989年 

          中小製造業の商品開発を伴走・支援 TECH-TOSHIです。 今回は、「中小製造業の技術経営」から、『新技術への対応が競争要因 1980〜1989年』について、ご紹介します。 1.ポイント内容は、 『1980年代は、新技術への対応が競争要因』 でした。 1980〜1989年 安定成長期、円高不況、バブル到来 ◆1980年代前半  ・NC工作機械の中小製造業における普及期で、80年代後半になるとMCも普及のスピードが加速。  ・河崎(1991)の指摘のように、日本

          【課題解決】中小製造業の技術経営 新技術への対応が競争要因 1980〜1989年 

          【課題解決】中小製造業の技術経営 品質・価格+技術が競争要因 1975〜1979年

          中小製造業の商品開発を伴走・支援 TECH-TOSHIです。 今回は、「中小製造業の技術経営」から、『品質・価格+技術が競争要因 1975〜1979年』について、ご紹介します。 1.ポイント内容は、 『1975~1979年は、品質・価格+技術が競争要因』 でした。 1975年〜1979年 石油危機、安定成長期 1)技術上の課題  ①品質・機能の向上、②省力化対策、③多品種少量生産への対応 2)大企業はME(マイクロエレクトロニクス)を中心に省力化、人件費抑制、Q

          【課題解決】中小製造業の技術経営 品質・価格+技術が競争要因 1975〜1979年

          【課題解決】中小製造業の技術経営 大量生産による低価格が競争要因 1965〜1974年

          中小製造業の商品開発を伴走・支援 TECH-TOSHIです。 今回は、「中小製造業の技術経営」から、『大量生産による低価格が競争要因 1965〜1974年』について、ご紹介します。 1.ポイント内容は、 『高度経済成長期は、大量生産による低価格が競争要因』 でした。 1965年〜1974年(高度成長期にほぼ該当) 1)技術上の課題  ①量産体制の確立、②労働者の確保、③品質・機能の向上 2)ME(マイクロエレクトロニクス)設備の導入状況   ME化は、まだ緒につ

          【課題解決】中小製造業の技術経営 大量生産による低価格が競争要因 1965〜1974年

          【課題解決】中小製造業の技術経営 中小製造業の競争要因の変遷

          中小製造業の商品開発を伴走・支援 TECH-TOSHIです。 今回は、「中小製造業の技術経営」から、『中小製造業の競争要因の変遷』について、ご紹介します。 1.ポイント内容は、 『中小製造業の競争要因の変遷は、大量生産→多品種少量生産→差別化→技術を核とした対応力→次は?』 でした。 中小製造業の競争要因は変遷し続けてきた。 ①高度経済成長まで  下請・系列化の入るために量産体制をいち早く構築し、規模の経済性を発揮することにより低価格を実現する、大量生産・大量消費

          【課題解決】中小製造業の技術経営 中小製造業の競争要因の変遷

          【課題解決】中小製造業の技術経営 製品ライフサイクル 衰退期

          中小製造業の商品開発を伴走・支援 TECH-TOSHIです。 今回は、東京理科大学 MOT(技術経営)における 経営戦略とマーケティングに関連する講義から、『製品ライフサイクル 衰退期』について、ご紹介します。 1.ポイント内容は、 『衰退期の戦略は、撤退、市場再拡大、残存者利益の3つ』 でした。 衰退期には、利益水準も低下していく。 戦略上のオプションは、 ①撤退する、②市場再拡大を図る、③残存者利益を狙う の3種いずれか。 ①撤退  タイミングを見計らって撤

          【課題解決】中小製造業の技術経営 製品ライフサイクル 衰退期

          【課題解決】中小製造業の技術経営 製品ライフサイクル 成熟期

          中小製造業の商品開発を伴走・支援 TECH-TOSHIです。 今回は、東京理科大学 MOT(技術経営)における 経営戦略とマーケティングに関連する講義から、『製品ライフサイクル 成熟期』について、ご紹介します。 1.ポイント内容は、 『成熟期の市場は、シェアの奪い合い』 でした。 成熟期の戦略上の焦点は、自社シェアの確保。 成熟期においては、新規需要の発生は期待しにくく、自社の売り上げを伸ばすためにはライバル企業のシェアを奪う必要が出てくる。 成熟期の戦略上の焦

          【課題解決】中小製造業の技術経営 製品ライフサイクル 成熟期