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【課題解決】中小製造業の商品開発 市場調査における顧客選定
1.事例紹介
先の投稿に続き、熱的特性をもつ商品開発の、市場調査における顧客の選定について、ご紹介します。
2.解決方法
市場調査において顧客にヒアリングを始める前に、ターゲットの顧客をカテゴリー別に、抽出・設定しておくことをオススメします。
3.事例内容
商品開発における市場調査として、顧客に開発中の商品のニーズを、ヒアリングをしていくこととなりましたが、開発商品をどの顧客へPR・ヒアリングしていくかが課題となりました。
そこで、想定される顧客をカテゴリー別に抽出・選定することとし、カテゴリーとしては、企業規模別(大、中、小)、さらに、顧客のメインの事業別に分け、合計9通りの顧客を想定しました。
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そこへ、現在、取引のある顧客、そして、これから取引を始めたい顧客を抽出し、当てはめていきました。
また、現在、取引をしていない顧客については、面識のある方にお願いして、ご紹介をいただくことにより、各9通りの顧客を選定でき、アポ取りを開始しました。
4.活用の効果
カテゴリーに分けて顧客を選定・ヒアリングすることにより、開発商品に対する顧客のニーズの違いを確認でき、どの顧客へ注力していくのが良いのか、顧客ターゲットが設定しやすくなります。
また、現在、顧客がどんな問題を抱えているのかも、お聞きする良い機会ともなりますので、次の開発商品へのヒントとすることもできます。
5.解決のポイント
それぞれのカテゴリーにおいて、顧客の数が少ないと情報が偏るので、最初は思いつく顧客をすべて抽出しておいてから、絞り込んでいくことがポイントです。
実際にヒアリングをしていくと、顧客によって、狙いやニーズが異なることはよくあります。
また、顧客のどの部署の方にヒアリングするかによっても、ヒアリング結果が異なることもあります。
今回は、熱的特性における、市場調査における顧客の選定について、ご紹介しました。