【課題解決】中小製造業の商品開発　市場調査におけるヒアリング

1.事例紹介

先の投稿に続き、熱的特性をもつ商品開発の市場調査における、ヒアリングの内容について、ご紹介します。

2.解決方法

市場調査においてヒアリングにおいては、事前にヒアリングシートを作成しておくことをオススメします。

3.事例内容

商品開発の市場調査として、顧客にヒアリングをしていくのですが、顧客に何をヒアリングしていくかが、新たな課題となりました。

そこで、事前にヒアリングしたい内容を記載した、ヒアリングシートを作成することにしました。

開発商品に対する、要求仕様、要求特性、コスト、スケジュール、現状の商品、さらに、業界の動向などカテゴリー別に、お聞きしたい項目について、抽出していきました。

そして、他社との違いがわかるような、比較表につなげられるように考慮しました。

当日は、ヒアリングシートに沿って、ご質問することにより、もれなくご意見をお聞きすることができました。

そして、ご意見を持ち帰り、議事録を作成しながら内容を見直し、今後の開発の方向性の判断材料としました。

4.活用の効果

ヒアリングの当日、シートを見ながらお聞きしていけば、お聞きし忘れることはなくなります。

また、一つの内容だけに多くの時間を使ってしまって、時間が足りなくなってしまうことも無くなります。

さらに、同じ内容を他の顧客にもヒアリングすることにより、顧客によっての考え・方針の違いが分かりやすくなります。

5.解決のポイント

お聞きする内容には、優先順位をつけておくことが大切です。

ヒアリングの当日、顧客の都合により、急遽ヒアリング時間が短縮された場合でも、必ず聞いておきたいことを、確認しておけば安心です。

また事前に、ヒアリングしたい内容をメールで、顧客に送っておくことも有効です。顧客に事前に内容を確認しておいてもらえれば、当日はスムーズに進行させることができます。

今回は、熱的特性をもつ商品開発の、市場調査におけるヒアリングシートについて、ご紹介しました。